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食・暮らしの豆知識/レシピ

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2022年9月の記事一覧

意外と浅い? 「丼(どんぶり)」の歴史

意外と浅い? 「丼(どんぶり)」の歴史

牛丼、かつ丼、親子丼。
海鮮丼、鰻丼、中華丼。
麻婆丼にロコモコ丼など、
和食だけでなく、中華や洋食にまで浸透している丼料理。

丼に入ったごはんの上に、おかずとなる具材を乗せるだけ。
手軽でシンプルな料理ゆえ、さまざまな料理に応用がききます。

これだけ馴染みのある料理なのだから、相当昔からあったのだろうと思いきや、意外にも本格的に広まったのは明治以降。
そんな丼(どんぶり)の歴史に迫りたいと思

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「お米の輸出と輸入」から見る、日本の今と未来へのチャンス

「お米の輸出と輸入」から見る、日本の今と未来へのチャンス

日本の食料自給率2020年、日本の食料自給率は37.17%(カロリーベース)と過去最低を更新しました。

諸外国と比べ、突出して低い数字です。
残念なことですが……。

その理由としては、米食や魚離れが進み、小麦・肉・乳製品の輸入が増えていることが挙げられます。
自給率は食材によってまちまちですが、「さすがにお米は100%のはず」と、気軽な気持ちで農水省のページを見ていたら。

お米の自給率はなん

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「米」が姿を変え、「次」は何に? 岩手県の郷土料理「豆しとぎ」

「米」が姿を変え、「次」は何に? 岩手県の郷土料理「豆しとぎ」

「しとぎ」とはあまり耳慣れない言葉ですが、お米をつぶして粉にして作ったおもちのことを指しています。
これに大豆を混ぜたものを「豆しとぎ」と言い、古くから神前のお供えものとして欠かせない食べ物だったとか……。
今回は岩手県で受け継がれる郷土料理の「豆しとぎ」をご紹介します。

お米が次に姿を変えたのが「粢(しとぎ)」どこか美しい響きを持つ「しとぎ」という名前の食べ物は、生のお米をついて粉にし、水でこ

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