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#小池理雄
自宅でブレンド米を楽しむ方法
お米の「味」を楽しむ方法の一つに
「ブレンド米をつくる」があります。
「ブレンド」とは「違う品種を混ぜることにより今までにない新しい味を作り出す」ことです。
しかし一般の人であれば
「そもそも品種ごとの味の違いがよく判らないのに、ブレンドしたらもっと訳が分からなくなるのでは?」
と思われるでしょう。
ここで「ブレンド米」の歴史について少し触れてみましょう。
私たちプロが仕立てる「ブレンド米
[炊き比べ]電気炊飯器・土鍋・圧力鍋で「玄米」を炊いた場合の「違い」とは
玄米の糠層には食物繊維や、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。昔は今ほど精白しきったお米ではなかったため、おかずが少なくともお米さえ食べていれば極端に不健康になることはありませんでした。
江戸時代に精米技術が発達すると、江戸を中心に白米を食べる習慣が広まっていきました。しかしそれにより極端なビタミン不足になり、脚気が流行したのです。これを「江戸患い」と言いました。
「脚気がなぜ起こるのか」
お米を美味しく炊く秘訣は「研ぐ」のではなく「洗う」こと。
私は普通の米屋ですが、日常の業務以外に「人前で話す」という仕事も頻繁にあります。
自分で主催するイベントもあれば、ご要望をいただいて参加するイベントや、各地での講演に呼ばれることもあります。
その中で一般消費者向けのイベントがあります。そこでお客さんから必ずと言っていいほど尋ねられる質問が「お米を美味しく炊くにはどうすれば良いのでしょうか」です。
そしてその答えの一つとして話すのが「お米は『研ぐ』
米に親しみ、米を語る。「お米マイスター」はこんな資格。
「お米マイスター」。
ときどきメディアで耳にすることがあると思います。
実は、お米関連の資格はいろいろあります。
「ごはんソムリエ」「米・食味鑑定士」「お米アドバイザー」「東京米スター」……などなど。
それぞれの資格を承認する団体は異なっており、「お米マイスター」は米屋の全国組織である「日本米穀商連合会」が認定している資格です。
上記の資格は、いずれも米業界に携わっている人にとって魅力的なもの