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食・暮らしの豆知識/レシピ

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#あらきゆうこ

[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その㉑秋バテ注意報!旬の食材で疲労回復

[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その㉑秋バテ注意報!旬の食材で疲労回復

過酷な暑さが過ぎ去り、ようやく過ごしやすい秋がやってきたのではないでしょうか。

食欲の秋! 運動の秋! と張り切ってみたものの、なんだかカラダがだるい……やる気がおきない……って方、それ「秋バテ」かもしれません!

夏バテと秋バテの違いと原因夏バテはよく聞きますが
「秋バテ?」と思われた方もいるでしょう。

夏バテは暑さによるエネルギーの消費や、汗による水分不足やミネラル不足、食欲低下による栄養

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[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑳そろそろ秋支度! 旬の野菜を使いこなそう

[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑳そろそろ秋支度! 旬の野菜を使いこなそう

暑かったこの夏。
ついつい冷たい食べ物・飲み物を摂りすぎたり、のどごしがよい麺類や果物だけで済ませたりしませんでしたか?
暑いからと、このような食事を続けてしまった場合、秋〜冬にカラダが悲鳴をあげることになるかもしれません……。

冷たい物を摂り過ぎていると胃腸が冷えて、その働きが低下してしまいます。
そして免疫の約60~70%は腸にあり、腸の働きが落ちれば免疫力も下がってしまいます。また、腸が冷

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[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑲甘酒で夏を乗り切る!!

[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑲甘酒で夏を乗り切る!!

まだまだ残暑が厳しい今日この頃……。
暑さゆえに冷たいものが多くなり、腸が弱って、ココロもカラダもお疲れモードの方も多いのではないでしょうか。

夏バテを解消するためには、しっかりと栄養を摂ることが大切ですが、この季節は食欲が落ちてしまう方も多いはず。

そんな方におすすめなのが、
日本の伝統的な飲み物である「甘酒」です!

甘酒は、お米を発酵させて作った栄養満点の飲み物です!
「飲む点滴」とも言

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[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑱夏野菜を味方にして夏バテ防止

[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑱夏野菜を味方にして夏バテ防止

梅雨も明けて、いよいよ夏本番です!
夏を思いっきり楽しむためには、夏バテ予防が大切です。

夏バテとは、夏に感じる
「身体がだるい」
「食欲が出ない」
「疲れやすい」
といった症状を呼びます。

夏バテの原因夏バテの原因はいろいろですが、高温多湿により体温調節が難しくなり、睡眠不足や食欲減退による栄養不足で、自律神経が乱れやすくなることが原因の一つに挙げられます。
また発汗による脱水で体内の水分バ

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[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑰七夕の定番はそうめん? 5色の七夕ちらし寿司を作ろう!

[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑰七夕の定番はそうめん? 5色の七夕ちらし寿司を作ろう!

江戸時代に五節句の一つに定められ、別名「笹の節供」「星祭り」といわれる七夕(たなばた)。
七夕は織姫と彦星の物語や、短冊に願いを書いたりと、今でも多くの方に親しまれている行事の一つです。

七夕の由来は諸説ありますが、簡単に説明すると、中国から日本に伝わった星祭りだそうです。
乞巧奠(きこうでん)という中国の行事は、機織りが得意な織姫にあやかって人々が裁縫の上達を願う行事です。7月7日に祭壇を飾り

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[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑯ネバネバ食材で夏支度

[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑯ネバネバ食材で夏支度

梅雨のジトジトは始まったばかりですが、それが過ぎ去ると本格的な夏がやってきますね!
”夏バテ”になるその前に、しっかりとカラダを整えておきたいところではないでしょうか。

梅雨から夏にかけてのおすすめは、ネバネバ食材!
オクラやモロヘイヤなど、夏が旬のネバネバ食材。
そのネバネバ成分が 『夏バテ』の予防や解消に役立つことをご存知ですか?

最近では健康や美容への効能で注目されるネバネバ食材ですが、

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[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑮食べ物のチカラで梅雨を乗り切る

[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑮食べ物のチカラで梅雨を乗り切る

梅雨の時期になると、カラダが”だるい”と感じる方いませんか?
ある調査では、6割近くが不調を感じていると報告されています(女性が7割近い!!)。

梅雨のだるさの原因は”低気圧”です。
大気が低気圧になると、身体は副交感神経が優位に働くようになります。副交感神経は、緊張をほぐして身体を休ませる神経なので、カラダがお休みモードになり「だるい」と感じてしまうそうです。
また中医学の五行説をカラダに応用

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[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑭こどもの日は何食べる?

[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑭こどもの日は何食べる?

5月5日はこどもの日。
この日はもともと五節句の端午の節句(たんごのせっく)にあたります。
※節句とは、「季節の節目となる日」のことを言います。

五節句の中で唯一祝日として残っているのが端午の節句!!
端午の節句は子供の健やかな成長を祈願する日です。五月人形を飾ったり、勝負事に強くなるように菖蒲湯に入ったりと縁起を担ぐ風習があり、行事食として柏餅やちまきを食べてお祝いします。

こどもの日のはじ

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[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑬春を迎えるぼた餅(みりんあんこでつくるぼた餅)

[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑬春を迎えるぼた餅(みりんあんこでつくるぼた餅)

ある年の春分の日、春分の日ってどんなものを食べるといいんだろう……と調べたことがありました。すると、

ぼた餅・お赤飯・お彼岸そば(うどん)・つくし・八朔

などが出てきました。
今回はその中から「ぼた餅」にスポットライトを当ててみたいと思います。

ぼた餅とは春分の日というより、春のお彼岸にはお供え物として「ぼた餅」を用意する習慣があります。

春は桜などの多くの花が咲き誇る季節であり、春に咲く

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[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑫春野菜〜山菜で毒出し&疲労回復

[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑫春野菜〜山菜で毒出し&疲労回復

寒さが和らぐ春の始まり。
この時季になると、 “だるいな〜”と感じることはありませんか?

夏は暑さで汗をかくので、毒素を体から排出しやすいですが、冬は寒さで内臓まで冷えてしまい基礎代謝が低下してしまいます。そのため冬は毒素を溜め込みやすくなってしまいます。

春の「体のだるさ」は、肝臓がフル活動し始めた証拠です!

冬に溜まった老廃物などを解毒し、カラダに必要な栄養を運ぶためにがんばっているので

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[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑪重ね煮で野菜のエネルギーを丸ごといただく

[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑪重ね煮で野菜のエネルギーを丸ごといただく

重ね煮とは
本来、野菜が持っている自然の「うまみ」を
最大限に引き出してくれる料理法です。

食材を陰陽順に重ねて、無水もしくは少量の水で煮るだけの簡単料理!

陰陽ってなに?東洋では、食材に対し陰と陽が決められています。

陰の食材は『体を冷やす』『暑い地域で採れる』の特徴があり、海藻・きのこ・茄子・トマト・青葉など葉野菜・夏野菜が陽性の代表的な食材です。

陽の特徴は『体を温める』『寒い地域で

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[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑩菊芋どう食べる?

[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑩菊芋どう食べる?

初めて見たときは生姜と思った”菊芋”。
”芋”と名前がつくから芋の仲間かと思いきや、そうでもない!!

菊芋はごぼうと同じキク科ヒマワリ属の植物です。

北アメリカが原産地で、江戸時代の終わり頃に飼料用作物として日本に入ってきました。そのころは「ブタイモ」と呼ばれていたそう。

繁殖力が非常に強いため在来種を絶滅させる危険性があることから、環境省は野生化したものを要注意外来種に指定しています。そん

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[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑨冬の食材「大根」をまるごと楽しむ

[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑨冬の食材「大根」をまるごと楽しむ

冬の代表的なお野菜といえば
白菜
ほうれん草
れんこん
大根
ごぼう
などがありますが、今回は“大根丸ごと楽しむ”をテーマに書きていきたいと思います。

旬野菜を食べるメリットハウス栽培などの栽培技術が発達した今の日本では、年中いつでも食べられる食材が増えてきましたが、お野菜は旬の時期に食べるのが一番。

その理由としては
「栄養価が高い」
「季節にあった効能がある」ことが大きいです。

春野菜に

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[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑧お茶の話(体を温める飲み物・冷ます飲み物)

[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑧お茶の話(体を温める飲み物・冷ます飲み物)

毎日必ず口にする飲み物。
飲み物が自分のカラダにどんな影響を与えるか、考えたことはありますか?

一口に飲み物と言っても種類が多すぎますが、例えばお茶も種類によってカラダを温めてくれたり、冷ましてくれたりします。

カラダを冷ましてくれるお茶よく飲まれているお茶といえば“緑茶”や“麦茶”。
緑茶や麦茶にはカラダの熱を冷ます作用があります。なので、夏に飲むとカラダの火照りを取るなどの効力を発揮してく

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