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魅力いっぱいの「米ぬか」を暮らしに取り入れよう

あちこちで売られている「ぬか漬け」。
一度は食べたことのある方が多いと思いますが、ぬか漬けに使われている「米ぬか」をご覧になったことはありますか?

普段はほとんど見かけませんが、実はお掃除からお料理まで使える優れもの。今回は、そんな「米ぬか」の魅力と活用法をご紹介します。

米ぬかって何?

米ぬかは、玄米の表面を削る「精米」の際に生じる、薄茶色の粉のことをいいます。
米ぬかは、白米を食べることが一般的になった江戸時代以降、白米が流通するとともに大量に出回るようになりました。この頃から、一般家庭ではぬか漬けが盛んにつくられるようになりました。
米ぬかから搾油される「米油」も、江戸時代から日本で作られるようになったと伝えられています。

米ぬかの秘められた栄養素

米ぬかには、ビタミン、ミネラル類、脂肪、たんぱく質など多くの栄養素が豊富に含まれています。米ぬかと白米とでは、栄養素の割合でいうと実は米ぬかが9割以上、白米は1割未満という分析結果も出ているほどです。

詳しくみていくと、高い抗酸化力を持つビタミンEや、コレステロールの吸収を妨げるγ-オリザノール、脳機能改善や高血圧改善に効果を発揮するフェルラ酸など、非常に栄養価に優れていることが分かっています。

そのため漬物以外にも、米油、きのこの栽培、配合飼料などで利用されています。また食品だけでなく、米ぬかに含まれているビタミンB群が新陳代謝を活発にする働きがあることから、化粧品や石鹸など美容分野でも活用されています。
便通改善や整腸効果など「胃腸系」の生理機能アップや、アトピー、肌荒れ解消、花粉症改善など健康面においても、優れた栄養成分を含んでいます。

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米ぬかを使った料理

noteでは、米ぬかを使ったヘルシーで美味しそうなレシピがたくさん紹介されています。
ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

また、果物についているワックスや果物の皮のベタベタ汚れも、米ぬかに水を含ませて表面をこすると、ツルっと綺麗になります。天然成分で洗うので安心ですね。

米ぬかをもっと生活に取り入れよう

米油の原料でもある米ぬかは、油脂を含んでいるため油汚れに大変効果があります。水を含ませたスポンジに米ぬかを含ませて鍋をこすれば、スッキリと汚れが落ちますよ。

また、米ぬかの研磨力で湯飲みなどの茶渋も落とせます。洗いづらい畳や、フローリングのお掃除にも使えますよ。
他にも、米ぬかを使ってガーデニング用の「堆肥」を作ったり、入浴剤にしたりと、用途が幅広いのが驚きですね!

お値段は店舗によって差がありますが、10キロ 1,500~2,000円程度で販売されているようです。インターネットでも、様々な活用法が紹介されているので、ぜひ皆さんも暮らしに米ぬかを取り入れてみてくださいね。

この記事を書いてくれた人:さとう きょうこ
専業主婦から毎日新聞社のライターを経て住宅会社に就職。広報、人事部を立ち上げ、『家を売るライター』として有名建築家や経営者、顧客を取材。雑誌書籍の編集や採用人事も担当。16年の勤務を経て2020年に独立。


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