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[土鍋で炊き込みごはん#6]夏野菜のチキンライス

Discover LIFE読者のみなさま、こんにちは。
土鍋料理研究家の塚田綾です。

まだまだ朝晩の気温差がありますが、暑い日も増えてきて、半袖で外出することも多くなってきました。スーパーの野菜売り場では枝豆やとうもろこしなどいろいろな夏野菜がもう売られているので、ビールのあてにさっそく買ってきて、夏の味覚を先取りして楽しんでいます。

今回はピーマン・パプリカ・ズッキーニを主役に、「夏野菜のチキンライス」を土鍋で炊きます。
チキンライスはそのままはもちろん、卵と組み合わせてオムライスにしたり、ホワイトソースやチーズを乗せてドリアにしたり、いろいろ楽しめる一品です。ケチャップ味で炊き込んでいくので、炒めて仕上げるより手軽ですよ。

大まかな工程は以下の通り。

(1)具材を切って土鍋に入れる
(2)炒め合わせて味付けをする
(3)浸水した米と水を加えて炊く

土鍋で具材を炒め合わせて味付けをして、そこに米と水を加えて炊き込むので、本当に簡単に作れます。ぜひお試しください。

夏野菜のチキンライス

【使用土鍋】
使用した土鍋は、容量が1500㎖〜のものです。
2〜3人で鍋料理をするのに丁度いい、中サイズの土鍋です。

【材料】
白米 2合
水 370㎖
ピーマン 50g
パプリカ 赤・黄合わせて100g
ズッキーニ 100g
玉ねぎ 50g
鶏もも肉 100g
塩・こしょう 少々
オリーブオイル 小さじ2
[A]鶏ガラスープの素(顆粒) 小さじ2
[A]ケチャップ 大さじ2
オレガノ(乾燥) 少々

【作り方】
(1)
米は研いでしっかり水気をきり、ボウルなどに入れる。分量の水を加え、20分浸水する。

(2)野菜は全て粗いみじん切りにする。鶏肉は小さめの一口大に切り、塩・こしょうをふって揉み込んでおく。

(3)土鍋にオリーブオイル・(2)を入れ、ふたをして中火にかける。音がしてきたら混ぜ、肉の色が変わり、野菜がしんなりするまで炒め合わせる。

一般的な土鍋は空焚きできないので、火にかける前に食材を入れます。

(4)(3)に鶏ガラスープの素・ケチャップを加えてよく混ぜ、(1)も加えてよく混ぜる。オレガノを振り、ふたをする。

具材から水分が出るので、米の水加減は少なめにします。
オレガノを振って炊き込みます。

(5)沸騰するまで2〜3分加熱し、沸騰したら弱火にして7分炊く。火を止めて20分余熱調理する。

完成! 野菜の旨みがきいたチキンライスになります。

(6)ふたを開け、よく混ぜる。

よく混ぜたら、上にふわふわのオムレツやトロトロのスクランブルエッグをたっぷりのせて、土鍋オムライスにするのもおすすめです。
土鍋はオーブンでも使えるので、そのままホワイトソースとチーズをかけてオーブンでこんがり焼けば、大きなドリアにもなりますよ。

土鍋炊飯に慣れないうちは、加熱中はできるだけ土鍋のそばにいて、土鍋を見守ってください。
ふきこぼれたらふたを開けてかまいません。
まずは火を弱火にして、沸騰が落ち着くまでふたを開けたりずらしたりして、土鍋のご機嫌を取ってください。

次回の炊き込みごはんもお楽しみに〜!

この記事を書いてくれた人:塚田 綾
グラフィックデザイナーとして土鍋のカタログ作りに携わるうちに、料理好きということもあり土鍋の虜に。以来、15年間ほぼ毎日土鍋で家族の食事を作り、土鍋レシピを提案し続けています。


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