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[土鍋で炊き込みごはん#2]根菜とじゃこの炊き込みごはん

Discover LIFE読者のみなさま、こんにちは。
土鍋料理研究家の塚田綾です。

土鍋といえば冬の卓上鍋料理を思い浮かべますが、炊飯も土鍋の大得意分野です。土鍋は蓄熱力が高く、火から下ろした後も食材の旨みを引き出す温度帯を長時間保つことができるので、お米も美味しく炊き上げてくれます。

今回は根菜とじゃこの炊き込みごはんをご紹介します。
寒くなってくると、旨みが強い根菜が旬を迎えて、たくさん食べたくなりますよね。
鰹だしを使わなくても、野菜のだしが味を支えてくれるので、シンプルで素朴で、しみじみ美味しい炊き込みごはんが簡単に楽しめますよ。

大まかな工程は下記の通り。

(1)米を浸水する・材料を切る
(2)土鍋に材料を入れて5分中強火で加熱する
(3)弱火にして7分加熱し、最後に強火で30秒加熱する
(4)火を止めて15分蒸らし、よく混ぜる

だしは根菜とちりめんじゃこ。
味付けはしょうゆとみりん、塩。
土鍋ごはんの美味しさを実感できる炊き込みごはんです。

鮭ときのこの炊き込みごはん

【使用土鍋】
使用した土鍋は、容量が1500㎖〜のものです。
2〜3人で鍋料理をするのに丁度いい、中サイズの土鍋です。

【材料】
ごぼう 15g
大根 80g
にんじん 40g
れんこん 50g
ちりめんじゃこ 15g
油揚げ 1枚
白米 2合
水 370㎖
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
塩 2つまみ
小ねぎ(三つ葉・あおさなどでもOK) 適量

【作り方】
(1)
米は研いでしっかり水気をきり、分量の水に20分浸水する。

(2)ごぼうは皮をこすり落として縦半分に切り、斜め薄切りにする。大根・にんじん・れんこんは皮をむいて薄く小さく切る。油揚げも野菜に揃えて小さく切る。

しらすではなく、乾燥させたじゃこを使います。

(3)土鍋に(1)・しょうゆ・みりん・塩を入れて軽く混ぜ、上に(2)をのせる。

(4)中強火で約5分加熱し、軽く沸騰していたら(ふたの穴から少し蒸気が出ています/ふたを開けて確認してもOK)弱火にして7分加熱する。最後に強火にして30秒加熱し、火を止めて15分蒸らす。

炊きあがりました〜! 根菜は食感を感じるサイズに切りました。お好みで。

(5)仕上げに小口切りにした小ねぎをふり、全体をよく混ぜる。

ねぎのほか、三つ葉やあおさでも美味しいですよ。

おこげを作りたい場合は、最後の強火30秒を1分にしてください。

加熱時間はコンロの火力によって違います。5分・7分・30秒を目安にしてください。

慣れないうちは、加熱中はできるだけ土鍋のそばにいて、土鍋を見守ってください。
ふきこぼれたらふたを開けてかまいません。
まずは火を弱火にして、沸騰が落ち着くまでふたを開けたりずらしたりして、土鍋のご機嫌を取ってください。

次回の炊き込みごはんもお楽しみに〜!

この記事を書いてくれた人:塚田 綾
グラフィックデザイナーとして土鍋のカタログ作りに携わるうちに、料理好きということもあり土鍋の虜に。以来、15年間ほぼ毎日土鍋で家族の食事を作り、土鍋レシピを提案し続けています。


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