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[ココロとカラダを育むご飯への道]その①腸内環境を整えるお味噌汁レシピ

普段、腸内環境のことを意識して生活をしていますか?
腸内環境は想像以上に私たちの身に起こることに関わっています。
身近なところで言えば、肌荒れやイライラも腸内環境の乱れから起こります。

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腸内細菌は、善玉菌と悪玉菌、その中間の菌である日和見菌(ひよりみきん)があります。
この3種類の菌のバランスによって、腸内環境が保たれています。

悪玉菌が増えて腸の機能が低下すると、便秘や下痢をしやすくなります。便秘によって腸内に便や老廃物が長くとどまると、悪玉菌が生み出す有害物質が体に吸収され、血流によって体中に運ばれてしまいます。その有害物質を肌から排出しようとするため、肌荒れや吹き出物となって現れます。

腸は“第2の脳”

腸は第2の脳とも呼ばれていて、ココロとの関わりもとても深いです。
小腸では、通称「幸せホルモン」といわれている気持ちを落ち着かせるホルモン、セロトニンが生成されており、腸内環境を整えセロトニンの生成を促すことでメンタルが安定してきます。

セロトニンの 90 %は腸内で作られていて、イライラ、不機嫌、癇癪、ボーっとしているという症状は腸内環境を整えることで改善していくと言われています。

子供の集中力も腸内環境を整えることで、ぐんと伸ばせます。

腸内環境を整えるご飯

腸内環境を整える食品といえばヨーグルトを思い浮かべる方も多いと思いますが、日本人のお腹には日本が誇るスーパーフード”お味噌”がおすすめです。

お味噌には乳酸菌が含まれ、毎日食べることで腸内の善玉菌が増えます。加熱で死んだ菌でも、善玉菌の格好のエサになるのでうっかりお味噌汁を加熱しすぎてもご安心を!
味噌汁の具材の定番、野菜やきのこ類・海藻などの具材は、免疫細胞の強化に大切なビタミン類やミネラル、さらに整腸作用がある食物繊維などが豊富に含まれています。これも味噌汁をおすすめする理由の一つ。

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あらきっちんのおすすめ
お味噌汁具材とお味噌汁レシピ

毎日一杯のお味噌汁から腸内環境を整えませんか!? 季節ごとに旬の食材をお味噌汁に取り入れることで、ココロとカラダを育みましょう。

〜春編〜
冬の間にためこんだ不要なものを体の外へ排出する。

おすすめの具材
山菜・菜の花・春キャベツ・しじみ・レモン

春キャベツを軽く炒め、だし汁を入れ沸騰させる。沸騰が収まったら味噌を溶き入れる。最後に輪切りのレモンをトッピング。春のデトックスお味噌汁の完成。
〜夏編〜
水分バランスを整え、むくみや熱中症を予防する。

おすすめの具材
トマト、なす、オクラ、しそ

だし汁を沸騰させて火をとめ、刻んだトマト、千切りにしたシソを入れて味噌を溶かす。お好みで白胡麻、オリーブオイルを少々。夏のさっぱりお味噌汁の完成。
〜秋編〜
冬に向けて大気が乾燥してくる季節。肺を潤す食材を意識する。

おすすめ食材
レンコン・長ネギ・白菜・大根・豆腐・白きくらげ

長ネギ、白菜、蓮根を軽く炒める。だし汁を入れて沸騰させる。豆乳を入れて沸騰寸前まで温める。火をとめて味噌を溶かす。秋のほっこり豆乳味噌汁の完成。
〜冬編〜
冬は、体を冷やさないことが一番大切。

おすすめ食材
黒きくらげ・海藻類・黒胡麻・ネギ・生姜

鍋に胡麻油、おろし生姜、ネギを入れて炒める。だし汁を入れて沸騰させる。お湯で戻した黒キクラゲを適当な大きさにカットして入れる。お味噌を溶かす。冬のポカポカアンチエイジングお味噌汁の完成。

意外といろんな食材とマッチするお味噌汁。季節の食材を取り入れて、自分にピッタリのココロとカラダが喜ぶお味噌汁を見つけて腸内環境を整えていきましょう。

この記事を書いてくれた人:あらきゆうこ
出張玄米食堂あらきっちん店主。ココロとカラダをはぐくむご飯をテーマに玄米とお味噌汁を中心としたご飯をレンタルキッチン、自宅マルシェなどで提供中。身内の病気がきっかけで家族の食生活を見直し、玄米生活がスタート。ほぼ365日玄米生活中。玄米炊こう会リクエストにて開催。

https://www.instagram.com/yu_co.ss/


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