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土用の丑の日、究極の「おうち鰻丼」を楽しもう! 秘訣はお米の旨みを引き出す保温「75℃」

土用の丑の日は季節の変わり目。
古来から万葉集で「夏痩(やせ)に良(よ)しといふ物そ」とあるように、夏痩せには鰻を食べると良いという意味の歌が詠まれ、鰻を食べるのを勧めていたようです。
実際のダイエット効果はわかりませんが、鰻にはビタミンAやビタミンB群など栄養価が豊富で、食事制限に良かったのかもしれません。
また、鰻には疲労回復や食欲増進に効果的な成分がたくさん含まれており、いま土用の丑の日に鰻を食べるのは、季節の変わり目の体調不良や、夏バテ防止にぴったりといえるでしょう。

 自宅でも絶品! 鰻丼に合うお米

専門店で食べるのは美味しいけど、お財布事情も……。
そこで、ご家庭で鰻をおいしく食べることのできるお米をご紹介します。

宮城県登米産ささしぐれ

美味しい鰻丼のご飯は、鰻の皮目のパリッと感、触感のしっとり感に合うお米がオススメ。
舌触りよく、少し硬めのご飯と、タレの甘味に負けないこの宮城県登米産ささしぐれは、鰻とご飯が同時に口の中で淡雪のように雪解けてくれます。

宮城県登米産ささしぐれは、その昔暴れ川であった一級河川 北上川が氾濫した場所で栽培されています。
江戸時代の灌漑(かんがい)で優良なミネラル分を今でも土壌にたくさん蓄積した、良質で珍しい栽培地です。
そこで栽培されるお米は、昔の硬質な触感を有し、瞬間的でなく持続する甘味があるお米ができあがります。

程よい米粒の柔らかさと、お米の粘性からくる吸着性があるので、味が重層的になり、米粒ともまとまりができるため、最後までお箸で挟みやすく召し上がっていただけます。
タレが絡む事によるべちゃっと粘ってしまうことも少ない品種です。

また宮城県登米産ささしぐれの成分は、他品種よりもグルタミン酸やアスパラギン酸が多く含まれ、鰻の旨み成分であるイノシン酸と、相乗効果をもたらすと考えられます。

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保温モードのご飯で、より美味しく  

ご飯は炊きたても勿論ですが、75℃位の温度帯での保温にて、じんわりゆっくり後味の旨みを感じていただけます。
一般的に炊き立ては100℃、炊飯器の保温モードは75℃といわれているので、保温モードまで待っていただいたら確実です。
触感、香り、旨みの三重奏を感じられるでしょう。
お米の種類と炊き方で味が変わるので、みなさまもぜひご家庭で鰻丼をお試し下さいませ。

「宮城県登米産ささしぐれ」は、大阪森ノ宮のライスマイスターショップヤマシタにて、実店舗でも、通販でもお取り寄せいただけます。

2020年の土用の丑の日
1月23日、4月16日、4月28日、7月21日、8月2日、10月25日、11月6日


この記事を書いてくれた人:山下治男
五つ星お米マイスター。同氏が代表を務める山下食糧株式会社は、常時300種類以上のお米を揃えており、約2000回以上の経験からなる独自の技術で好みに合ったブレンド米を提案。大阪・森ノ宮に実店舗と工場、東京・赤坂にオフィスを構えている。


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