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[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その㉛お米と大豆のお話

米と大豆。
この2つは、日本の食文化とは切っても切れない、大切な食材です。
今回は、私たち日本人の食卓に欠かせない「米」と「大豆」についてのお話をしてみたいと思います。

米は日本の誇る主食であり、大豆からは醤油・味噌などの調味料の他に、納豆や豆腐・きな粉といった日本を代表する食材がたくさん生まれています。
米と大豆がどんなふうに私たちのカラダに良いのか? 美味しいレシピを交えながらご紹介します!

お米の栄養素

米には「炭水化物」がたくさん含まれています。炭水化物は、私たちがエネルギーを得るために必要な成分です。また、米にはビタミンB群や食物繊維も含まれていて、元気で健康なカラダを作るのに役立ちます。

大豆の栄養素

大豆は、豆類の中でも特に栄養が豊富なことで知られています。

大豆には良質のたんぱく質が、牛肉や豚肉に負けないくらい多く含まれています。このことから「畑の肉」とも言われています。さらに、ビタミン B1などのビタミン類、カルシウムなどの無機質、脂質や食物繊維なども豊富です。抗酸化作用を持つサポニンや、細胞膜のもとになるレシチンなどの機能性成分が含まれています。さらに、大豆にはビタミンB群やミネラル、食物繊維も含まれていて、健康維持に役立ちます。

また大豆に含まれる大豆イソフラボンは肌の調子を整える「美肌ホルモン」のエストロゲンの働きを補い、若々しい肌をサポートしてくれます。

米と大豆の相乗効果

米に含まれる植物性たんぱく質はリジンやスレオニンといった必須アミノ酸が不足しています。大豆のたんぱく質にはそのリジン・スレオニンが多く含まれます。
※「リジン」は体の組織の修復や成長に関与し、細菌感染やウイルス感染を防いでくれる抗体や、ホルモン・酵素を作るなどの役割がある大切な栄養素です。

「スレオニン」は成長を促進したり、肝臓に脂肪が蓄積するのを抑制する効果があります。逆に、大豆は「メチオニン」という必須アミノ酸が不足しています。この「メチオニン」は米のたんぱく質に多く含まれているのです。
※「メチオニン」は体内の抗酸化作用を高めたり、血液中のコレステロール値をコントロールするといった効果があります。

大豆と米を一緒に食べることで、足りない部分を補い合ってくれます。
昔から食べられてきたごはんとみそ汁の組み合わせは、相性の良い食べ方だったのです。

お米と大豆のコラボレーションレシピ

◉米粉で納豆お好み焼き◉

【 材料 】(1人前)
米粉 50g
キャベツ 150g(粗みじん切り)
豚バラ薄切り肉 50g(2〜3等分に切る)
卵 1個
納豆 1パック
油 適量
お好み焼きソース 適量
マヨネーズ (お好みで)適量
かつお節 (お好みで)適量
青のり (お好みで)適量

【 だし 】
水 50㎖
白だし 大さじ1

【 作り方 】
① キャベツは粗みじん切りにする。豚肉は食べやすい大きさに切る。
② ボウルに米粉・卵・【 だし 】を入れ、なめらかになるまでよく混ぜる。
③②のボウルにキャベツ・納豆を加えて混ぜ合わせる。
④ フライパンに油を薄くひいて中火で熱し、③を流し入れる。形を整えて3分ほど焼く。
⑤④の生地の上に豚肉を全体に広げてのせる。
⑥ 焼き目がついたら裏返し、ふたをして弱火で3〜4分蒸し焼きにする。ふたを取って裏返し、中火にして蒸気を飛ばすように1〜2分焼く。
⑦ 火が通ったら器に盛ってソースを塗る。お好みでマヨネーズ・かつお節・青のりをかける。

◉甘酒の豆乳割り◉

好きな甘酒と豆乳を1対1で合わせるだけ♪
カラダに優しくておいしい飲み物のできあがりです!
お好みでフルーツを入れるとさらに美味しくいただけます。

この他にもきな粉餅やいなり寿司など、お米と大豆のコラボ品は意外と身近にあります。

和食離れが進んでいますが、栄養学的に優れた食べ合わせであるお米と大豆を積極的に食卓に取り入れていきましょう!

この記事を書いてくれた人:かんきゆうこ
ほぼ365日玄米ライフ。
時々走ったり、時々登ったり。
好きなことを続けるために、ストレスにならない食事の取り方を探求中。