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[土鍋で炊き込みごはん#9]ナシゴレン風混ぜごはん

Discover LIFE読者のみなさま、こんにちは。
土鍋料理研究家の塚田綾です。

先日仲の良い友人たちと「暑気払いだ!」と、近所の居酒屋に出掛けました。どのお料理もとても美味しくて、お酒が進み……、最後にシメでごはんものを注文することにしました。

選んだメニューは「ナシゴレン」
そんなにエスニック色が強くない親しみやすい味で、絶品でした。
今回はその居酒屋ナシゴレンを思い出しながら、再現レシピをやってみようと思います。

インドネシア風のチャーハンとも言われる「ナシゴレン」を炊き込みで作るとなると、どうしようかな? いろいろ考えたのですが、ベースとなるごはんを炊いて、その上にそぼろや野菜・目玉焼きをのせて、混ぜごはんに仕上げることにしました。

大まかな工程は以下の通り。

(1)米を浸水し、ナンプラーとアミ(干しエビ)を加えて炊く
(2)肉そぼろを作る・野菜を細かく切る・目玉焼きを作る
(3)炊き上がったごはんに材料を全部のせて混ぜる

ご紹介するレシピは正式なナシゴレンではなく、あくまでも「私が居酒屋で食べたあのメニュー」の味を自分なりに思い出しつつ、再現したものです。どうか温かい目でご覧ください。笑

ナシゴレン風混ぜごはん

【使用土鍋】
使用した土鍋は、容量が1500㎖〜のものです。
2〜3人で鍋料理をするのに丁度いい、中サイズの土鍋です。

【材料】
白米 2合
水 390㎖
【A】ナンプラー 小さじ2
【A】アミ(干しエビ) 大さじ1
牛ひき肉 200〜250g
パプリカ 1/2個
きゅうり 1/2本
トマト(中サイズ) 1個
にんにく(みじん切り) 1かけ分
[B]ナンプラー 小さじ2
[B]みそ(合わせみそ・赤みそなど) 小さじ1
[B]しょうゆ 小さじ1
[B]砂糖 小さじ2.5
[B]豆板醤 小さじ1/2
卵 2個
油 適量

【作り方】
(1)
米は研いでしっかり水気をきり、ボウルなどに入れる。分量の水を加え、20分浸水する。

(2)(1)に【A】を加えて中強火で約5分加熱し、軽く沸騰していたら(ふたの穴から少し蒸気が出ています/ふたを開けて確認してもOK)弱火にして7分加熱する。最後に強火にして30秒加熱し、火を止めて15分蒸らす。

このままでもちょっと美味しそう。

(3)米を浸水〜炊飯している間に具材を準備する。[B]をボウルなどに入れてよく混ぜる。パプリカはへたと種を除いてさいの目に切る。

(4)フライパンを中火にかけて油をひき、にんにくを炒める。香りが立って少し色づいてきたらひき肉を入れ、そぼろになるように炒め混ぜる。肉の色が変わったらパプリカ・[B]を加え、水分がほとんどなくなるまで炒める。

(5)きゅうり・トマトは細かく切る。フライパンに多めに油をひき、目玉焼きを作っておく。※油を多めにすることで白身のふちがカリカリに焼けます。

(6)炊き上がったごはんに肉そぼろ・目玉焼き・きゅうり・トマトをのせる。お好みで黒こしょう(分量外)をふり、よく混ぜていただく。

肉そぼろは豚でも鶏でも美味しいと思います。
パプリカがなければ、ピーマンでもいいと思います。

私はちょっとでも複雑な味にしたくて、「砂糖小さじ2.5」のところを「砂糖小さじ2・メープルシロップ小さじ1」にしております。もしメープルシロップがあったらやってみてください(わざわざ買うほどではない)。
目玉焼きのおかげか、混ぜごはんなのにチャーハンのような香ばしさがあり、きゅうり・トマトがさっぱり&食感のアクセントになり、なかなかうまくできました! ぜひお試しを。量はけっこう多く、4〜5人前ぐらいにはなります。

土鍋炊飯に慣れないうちは、加熱中はできるだけ土鍋のそばにいて、土鍋を見守ってください。
ふきこぼれたらふたを開けてかまいません。
まずは火を弱火にして、沸騰が落ち着くまでふたを開けたりずらしたりして、土鍋のご機嫌を取ってください。

次回の炊き込みごはんもお楽しみに〜!

この記事を書いてくれた人:塚田 綾
グラフィックデザイナーとして土鍋のカタログ作りに携わるうちに、料理好きということもあり土鍋の虜に。以来、15年間ほぼ毎日土鍋で家族の食事を作り、土鍋レシピを提案し続けています。


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