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[土鍋で炊き込みごはん#18]アスパラとしらすの炊き込みごはん

Discover LIFE読者のみなさま、こんにちは。
土鍋料理研究家の塚田綾です。

日差しが強いと暑いですが、まだ風は涼しくて空気が爽やかで、過ごしやすいこの季節。あっさり&シンプルごはんが食べたい気分です。
スーパーに行くと立派で新鮮なアスパラがたくさんあったので、今回はそのアスパラを使ってみることにしました。

味付けは塩と酒と釜揚げしらすで、どんなおかずにも合わせやすいと思います。ぜひ作ってみてください!

大まかな工程は以下の通り。

(1)アスパラの処理をして切る・土鍋に材料を入れて炊く
(2)蒸らし前に釜揚げしらすを加える
(3)蒸らし終わったらよく混ぜる

今回の釜揚げしらすは、塩味と風味をごはんに馴染ませたくて、蒸らしの前に加えています。
以前に新生姜とそら豆の炊き込みごはんを作りましたが、その時はちりめんじゃこの固い食感を残したくて、柔らかくなってほしくなくて、炊き上がってからちりめんじゃこを加えて混ぜました。

出汁としてちりめんじゃこを使う場合は、最初から入れて炊きます。
自分の好みと目的で、いろいろ使い分けるのも楽しいですよ。

アスパラとしらすの炊き込みごはん

【使用土鍋】
使用した土鍋は、容量が1500㎖〜のものです。
2〜3人で鍋料理をするのにちょうどいい、中サイズの土鍋です。

【材料】
白米 2合
アスパラ 2〜3本
釜揚げしらす 60g
塩 4g
水 370㎖
酒 大さじ2

【作り方】
(1)
米は研いでしっかり水気をきり、分量の水に20分浸水する。

(2)アスパラは下部を2〜3㎝切り落とし、さらに下部6㎝ほどの皮をピーラーでむいて約1㎝幅に切る。

(3)土鍋に(1)・塩・酒を入れて軽く混ぜ、上に(2)をのせる。ふたをして中強火で約5分加熱し、軽く沸騰していたら(ふたの穴から少し蒸気が出ています/ふたを開けて確認してもOK)弱火にして7分加熱する。

かなり立派なアスパラだったので、今回は2本使いました。

(4)火を止めてふたを開け、手早く釜揚げしらすを加える。すぐにふたをして、そのまま20分蒸らす。

(5)ふたを開け、全体をよく混ぜる。

釜揚げしらすはドサッとたっぷりと!
さっくり混ぜます。

アスパラも釜揚げしらすも優しい味なので、日本酒がしっかり主張するんじゃないの? と思い加えてみました。お酒の香りと甘みを感じる炊き込みごはんになりました!

土鍋炊飯に慣れないうちは、加熱中はできるだけ土鍋のそばにいて、土鍋を見守ってください。
ふきこぼれたらふたを開けてかまいません。
まずは火を弱火にして、沸騰が落ち着くまでふたを開けたりずらしたりして、土鍋のご機嫌を取ってください。

次回の炊き込みごはんもお楽しみに〜!

この記事を書いてくれた人:塚田 綾(長谷製陶株式会社)
グラフィックデザイナーとして土鍋のカタログ作りに携わるうちに、料理好きということもあり土鍋の虜に。以来、15年間ほぼ毎日土鍋で家族の食事を作り、土鍋レシピを提案し続けています。
伊賀焼窯元 長谷園「webレシピ」にて土鍋レシピを担当。

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