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[土鍋で炊き込みごはん#16]新生姜とそら豆の炊き込みごはん

Discover LIFE読者のみなさま、こんにちは。
土鍋料理研究家の塚田綾です。

春は美味しい食材であふれていますね。
いろいろと食べたいものがあって、スーパーに行くのも楽しみな季節です。特にたけのこは大好物なので、新鮮そうなものがあったら迷わず買って、はまぐりやわかめと炊き合わせたり、つくねと炊き合わせたり、いろいろ楽しんでいます。

もちろん炊き込みごはんも!
昨年のレシピ、よかったら作ってみてください。

今回ご紹介するのは、新生姜の炊き込みごはんです。そら豆も一緒に炊き込んで、春らしい色みに仕上げました。

大まかな工程は以下の通り。

(1)だしを取る・米を浸水する
(2)そら豆の皮をむく・しょうがを刻む
(3)土鍋に材料を入れて炊く

炊き上がりにちりめんじゃこを混ぜて、食べごたえをアップさせました。とても美味しくできたのでぜひお試しを。

しょうがごはんは冷めてもとても美味しい(個人的には冷めた方が美味しいぐらい)ので、おにぎりにしてお花見のお供にどうでしょう。きっと喜ばれますよ!

新生姜とそら豆の炊き込みごはん

【使用土鍋】
使用した土鍋は、容量が1500㎖〜のものです。
2〜3人で鍋料理をするのにちょうどいい、中サイズの土鍋です。

【材料】
白米 2合
新生姜 40g
そら豆 8房
ちりめんじゃこ 20g
[A]だし汁 320㎖
[A]みりん 20㎖
[A]塩 4g

【作り方】
(1)
研いだ米をボウルに入れ、米が浸る量の水(分量外)を加えて20分浸水し、ざるに上げてしっかり水気を切る。

(2)そら豆は房から取り出し、薄皮をむく(黒い部分に包丁で軽く切り込みを入れてそっとむきます)。新生姜はよく洗い、汚れが気になる部分を削ぎ取り、皮付きのまま千切りにする。

(3)土鍋に[A]と米を入れてよく混ぜ、(2)をのせる。ふたをして中強火で4〜5分加熱し、軽く沸騰していたら(ふたの穴から少し蒸気が出ています/ふたを開けて確認してもOK)弱火にして7分加熱する。火を止めて20分蒸らす。

新生姜は細かい千切りにしてください。

(4)ふたを開けてちりめんじゃこを加え、そら豆が潰れないようにさっくりと混ぜる。

だしと新生姜のいい香り〜!
炊き上がりにちりめんじゃこを加えて混ぜ込みます。
おにぎりもおすすめ。

一番手間がかかるのは、そら豆の薄皮をむく工程です。
そら豆の黒い部分に包丁で切込みを入れ、豆が崩れないようにそっと薄皮を取り外します。包丁は豆の中まで入っても問題ありません。
切り込みを入れて、さっとゆでてからむく方が簡単なのですが、炊き込みたいので生のままむきます。手間と言ってもそれほど難しくはないので、ぜひやってみてください。

だしも土鍋で取りました。
土鍋に1000〜1200㎖の水とだし昆布10gぐらいを入れて火にかけ、沸騰したら鰹節30gぐらいを加えて火を止めます。そのまま3〜5分放置して、昆布と鰹節を除いたら完成。
土鍋から取り出して、使う分だけ量り取ります。
残りはみそ汁や煮物に使います。

土鍋はだしを取るのも大得意!

土鍋とだしが温かかったため、米の浸水は分量外の水で行いました。吸水した米を炊くため、水量はいつもの0.85倍です(今回は2合/400㎖のところを340㎖(だし+みりん)にしました)。

土鍋炊飯に慣れないうちは、加熱中はできるだけ土鍋のそばにいて、土鍋を見守ってください。
ふきこぼれたらふたを開けてかまいません。
まずは火を弱火にして、沸騰が落ち着くまでふたを開けたりずらしたりして、土鍋のご機嫌を取ってください。

次回の炊き込みごはんもお楽しみに〜!

この記事を書いてくれた人:塚田 綾(長谷製陶株式会社)
グラフィックデザイナーとして土鍋のカタログ作りに携わるうちに、料理好きということもあり土鍋の虜に。以来、15年間ほぼ毎日土鍋で家族の食事を作り、土鍋レシピを提案し続けています。
伊賀焼窯元 長谷園「webレシピ」にて土鍋レシピを担当。


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