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[土鍋で炊き込みごはん#5]タケノコの炊き込みごはん

Discover LIFE読者のみなさま、こんにちは。
土鍋料理研究家の塚田綾です。

4月、タケノコの季節ですね!
この時期になるとスーパーのタケノコ売り場に直行して、タケノコの裏(切り口)を見て物色することが日課です。近所に竹やぶがある人、タケノコ掘りをする親戚・知人がいる人がうらやましい限りです。

タケノコを買ってきたら、手早く土鍋で下ゆでします。
土を洗い流し、穂先を少し切り落として切り込みを入れます。小〜中サイズはそのまま、大きいものは土鍋に入る大きさに切ります。土鍋にタケノコ・ぬかを少し・かぶる程度の水を入れて、火にかけます。沸騰したら弱火にして20分ほど煮て、あとは完全に冷めるまで余熱調理します。

下ゆでしたタケノコで作るのは、まずは煮物。
アヒージョや焼きタケノコもおつまみに最高です。
そして、タケノコごはん。
今回はもちろん、「タケノコ炊き込みごはん」のレシピをご紹介します。

大まかな工程は以下の通り。

(1)タケノコと鶏肉を調味料で和える
(2)米をだしで浸水する
(3)土鍋に材料を入れて炊く

絶対入れたい具材を厳選して、工程もシンプルに、無駄がないよう(簡単になるよう)考えたレシピです。とても美味しくできますので、ぜひぜひ作ってみてください!

タケノコの炊き込みごはん

【使用土鍋】
使用した土鍋は、容量が1500㎖〜のものです。
2〜3人で鍋料理をするのに丁度いい、中サイズの土鍋です。

【材料】
白米 2合
だし(鰹) 370㎖
タケノコ(下ゆでしたもの) 100g
鶏肉(ムネ・モモどちらでもお好みでOK) 100g
きのこ(ひらたけ・しいたけなど) 50g
[A]しょうゆ 大さじ1
[A]みりん 大さじ1
[A]塩 小さじ1/2

【作り方】
(1)
米は研いでしっかり水気をきり、ボウルなどに入れる。分量のだしを加え、20分浸水する。

(2)小さく切ったタケノコ・鶏肉をボウルに入れ、[A]で和えて下味をつける。きのこも同じぐらいの大きさに切る。

(3)土鍋に(1)・タケノコと鶏肉を汁ごと入れて軽く混ぜ、上にきのこをのせてふたをする。

(4)中強火で約5分加熱し、軽く沸騰していたら(ふたの穴から少し蒸気が出ています/ふたを開けて確認してもOK)弱火にして7分加熱する。最後に強火にして30秒加熱し、火を止めて15分蒸らす。

(5)ふたを開け、全体をよく混ぜる。

今回は鶏むね肉・ひらたけを使いました。
ちょっとおこげもできていました〜!

タケノコも鶏肉と一緒に下味をつけることで、味がしっかりして美味しく仕上がります。
だしは鰹で取りました。顆粒だしなどを使う場合は塩分が強くなるので、塩の量を減らしてください。
お好みで青さのりを添えても美味しいですよ。

土鍋炊飯に慣れないうちは、加熱中はできるだけ土鍋のそばにいて、土鍋を見守ってください。
ふきこぼれたらふたを開けてかまいません。
まずは火を弱火にして、沸騰が落ち着くまでふたを開けたりずらしたりして、土鍋のご機嫌を取ってください。

次回の炊き込みごはんもお楽しみに〜!

この記事を書いてくれた人:塚田 綾
グラフィックデザイナーとして土鍋のカタログ作りに携わるうちに、料理好きということもあり土鍋の虜に。以来、15年間ほぼ毎日土鍋で家族の食事を作り、土鍋レシピを提案し続けています。


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