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お米は敵じゃありません。ポストコロナ時代の古くて新しいダイエット法

現代、なぜか炭水化物は全世界の一部の人々に、とても嫌われています。
いつ頃からか、お米やパンや麺を食べると体重が増え、ブクブク太ってしまうと言い伝えられるようになったからです。
外食した際、お隣のテーブルから聞こえてくるのは、

「すいません、お米は少なめにお願いします。」
「ライスは要りません。」

というような声ばかり。

お米はそんなに悪者なのでしょうか。

学者も断言。肥満の原因は炭水化物ではない

日本は現在、病的な肥満患者については、医療保険を使って胃袋を一部摘出する肥満解消手術があります。

私がそのオペに立ち会っていつも驚くのは、多少の個人差はあるものの、かなり肥えている人間の胃袋でもその大きさは両手のこぶし2つ分くらいなのです。
そして手術後彼らは、ほぼ確実に痩せていきます。

またこれまで、何人かの知り合いが胃がんの摘出手術をしましたが、胃袋が小さくなって大食いができなくなり、これまた確実に、昔の服がダブダブになるほど彼らは痩せてしまいました。

みなさん、声高らかに断言します!

太る原因は米ではありません。
運動不足か食べすぎであって、お米じゃありません。

考えたら日本人は、3,000年前から農耕を始め、米を食べています。
それをいまさら米を食べたら太るという理論は、なぜここまでにまん延してしまったのでしょうか?

弥生時代の頃のヒトを博物館で見てください。
彼らは米を中心に食べていましたが、ブクブク肥えたヒトの展示を見たことありますか?

1960年代のアメリカは、肥満等による病気の国民が急増したとき、米国議会はジョージマクガバンを委員長とする栄養・人間ニーズ特別員会を立ち上げて、この課題を徹底的に調査しました。

マークヘグステッド教授(ハーバード大学)をはじめ、世界最高クラスの学者たちが出したその結論を要約すると、

一、 太らないように食べ過ぎないで運動しましょう。
二、 摂取カロリーの約半分は複合炭水化物にしましょう。
三、 フルーツと野菜はしっかり摂りましょう。
四、 脂は魚とベジタブルオイルから
摂りましょう。

というあきれるほど当たり前でシンプルなものだったのです。

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エネルギーとして使えるのはブドウ糖だけ

新型コロナのまん延防止のために実施したステイホームと外出自粛が長引いたことで、体重が増えてしまった方も多いと思います。
その理由はきっと、食べすぎたか運動量が少なすぎたかのどちらかなので、安直にお米を抜くのは絶対に良くありません

かくいう私もほぼ毎日外食なので、食事には気を付けています。
しかしそのやり方はお米を抜くのでなく、食事量で調整しています。

夜に食事会等がある場合は、お昼をコンビニのおむすび2つにしています。
これなら腹持ちがよくて夜までもちますが、摂取カロリーは500キロカロリーくらいで済みます。

お米を抜いて、フラフラになってイライラしている人に伝えたいことがあります。

人間の脳は、ブドウ糖しかエネルギーとして使えないという事を忘れないでほしいのです。

もしあなたがダイエットをするのなら、人生のQOLと免疫力を下げないで、体重を落としていくやり方を実践してください。
これこそ、ポストコロナ時代の古くて新しいダイエット法だと思います。

この記事を書いてくれた人:宮本 正一(医療・健康問題研究所 代表)
1967年生まれ 米国ウェントワース工科大学を卒業後、大阪市立大学大学院で医学博士号を取得。現在、カリフォルニア大学アーバイン校医学部と解剖プログラム(脳・身体)を協働開講。監修著書「お米でダイエット」(出版文化社)他


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