開運を招く「一粒万倍日」、2024年はいつ?
「一粒万倍日」と書いて、なんて読む? どんな意味?
ヒント:一粒から一本へ、そして万倍もの数へ
一粒の籾(もみ)からたくさんのお米へ
「一粒万倍日」は「いちりゅうまんばいび」と読み、古くから日本の暦にある吉日の一つです。
たった一粒の籾(もみ)が一本のイネへ成長し、
稲穂からその万倍もの数のお米が収穫できる
という意味があります。
つまり、ごくわずかなものが万倍の数量へ飛躍的に増えること。
前向きで縁起のよい言葉なので、何か新しいことを始めるのにぴったりな日と考えられています。
その始まりは、農耕民族だった時代に遡ります。
一粒の籾が万倍の籾をつける稲穂に育ちますようにと、五穀豊穣を願ったことが由来とされています。もともとは仏教用語で、一つの善行がたくさんの良い結果に結びつくことを意味していたようです。
一粒万倍日は何をしたらいい? 反対にNGなことは
一粒万倍日に始めたことは、やがて大きな成果をもたらしてくれるとされているため、人生の節目のイベントを行う日や、新しいものを買う日として最適。将来の幸せに向けて種をまくと良いとされています。
一粒万倍日に始めたいことを、いくつかご紹介しますね。
①入籍
入籍をしたり同居を始めたり、一粒万倍日にまいた幸せの種がやがて大きな実りをもたらしてくれますように。
②引っ越し
新しい土地、住まいに幸せをもたらしてくれるよう願うことができます。
③開業
新たな事業を始めるのも、一粒万倍日がおすすめです。多くの顧客や運気を呼び込み、事業が軌道に乗る可能性が……!
④銀行・証券口座の開設
資産形成を始めたいという方におすすめなのが、一粒万倍日に口座を開設すること。金運を高めながら資産が増えていくかもしれません。
⑤財布の購入
新しい財布にお金を呼びこみ、金運がアップするかも……ついでに五円玉を入れておき、お金とのご縁を引き寄せてはいかがでしょうか。
これらとは反対に一粒万倍日に行ってはいけないのが、人から借金をしたりものを借りることです。夫婦げんかや周りの人とのちょっとしたトラブルにも要注意。マイナスの行為はさらに広がってしまうからです。
言動に少し気を付けて、ポジティブに過ごしてみると良いかもしれません。
2024年はいつ? 一粒万倍日は何回あるの?
何だか次の一粒万倍日がくるのが楽しみになってきますね。その決め方はちょっとややこしいのですが、二十四節気と干支によって決められており、一か月に数回巡ってきます。
2024年の一粒万倍日はこちらです。ぜひ新しいことをスタートしてみてはいかがでしょうか。
また一粒万倍日に、天赦日や寅の日、巳の日といった吉日とされている日が重なるとさらに縁起が良いと言われています。
小さなことでも一歩踏み出して、チャンスを活かせればいいですね。
この記事を書いてくれた人:井上リエ
プロフィール:東京都在住。図書館司書を経て、ライター活動中。食べること料理すること、玄米とワインを愛する食いしん坊。
趣味はヨガ、旅行、ハーブの栽培で、健康と美容への探求心も旺盛。