[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その㉑秋バテ注意報!旬の食材で疲労回復
過酷な暑さが過ぎ去り、ようやく過ごしやすい秋がやってきたのではないでしょうか。
食欲の秋! 運動の秋! と張り切ってみたものの、なんだかカラダがだるい……やる気がおきない……って方、それ「秋バテ」かもしれません!
夏バテと秋バテの違いと原因
夏バテはよく聞きますが
「秋バテ?」と思われた方もいるでしょう。
夏バテは暑さによるエネルギーの消費や、汗による水分不足やミネラル不足、食欲低下による栄養不足などが原因です。
それに対して秋バテは、寒暖差や気圧変化による“自律神経の乱れ”のほか、日照時間の減少による“セロトニンの低下”に原因があるとも言われています。
また、夏の過ごし方が原因で起こることもあります。
夏に暑いからと冷たいものばかり食べてきた結果「内臓冷え」を起こしていまい、内臓の働きが低下して食欲不振など消化器症状がでやすくなります。
内臓が冷えることで血液の流れも悪くなり、免疫力も下がってしまします。
秋バテ対策その1
「夏に冷えてしまった体を温める」
「内臓冷え」の解消は体を温めること。
冷たい飲み物はそろそろやめにして、常温〜暖かい飲み物に切り替えていく・体を冷やす飲み物(コーヒー・麦茶など)を控える・ぬるめのお風呂にゆっくり入るなど、自分に合った方法で体を温めていきましょう!
秋バテ対策その2
「旬の食材を摂り入れる」
秋バテ対策には規則正しい生活を送るというのはもちろんですが、食事が大きな役割区を果たします。
その中でも積極的に取りたいのが魚です。
魚には良質なたんぱく質が豊富に含まれています。たんぱく質は、「酵素」や「免疫抗体」を作る材料になるため、積極的に摂るこことで、体のだるさや疲れやすさを解消する効果が期待できるといわれています。
次にキノコ類です。食物繊維の働きにより腸内の善玉菌が増え、腸内環境が整うことで免疫力の維持・向上が期待できます。
そして根菜類。キノコ同様に食物繊維も豊富です。根菜は体を温める作用があるものが多いため、摂取することで体を内側から温める効果を期待することができます。
秋バテ回復レシピ
サバと生姜の炊き込みご飯(4人分)
お米 2合
サバ缶 1缶(160グラムを使用)
生姜 20g
★酒・みりん 大さじ1
★醤油 小さじ1
★塩 小さじ1/2
1.お米はさっと洗う。生姜は千切りにしておく。
2.炊飯器に洗ったお米、サバ水煮缶の汁、★を加えて混ぜる。2合の目盛りまで水(だし汁でもOK)を注ぎ、サバの水煮、生姜を乗せ炊飯する。
3.炊き上がったらざっくり混ぜて器に持って完成。
お好みで大葉の千切り・胡麻をかけても美味しいです!
サバに含まれるビタミンB群はエネルギー代謝を活発にしてくれます。
生姜には加熱することで体を温める成分が生まれ、一緒に調理することでより効率良く体を温める効果が期待できます!
さつまいもとキノコの混ぜご飯(4人分)
ご飯 4杯分
さつまいも 中1本
しめじ 1袋
★醤油・酒・みりん大さじ2
1.さつまいもは1cm角に切り水に晒しアクを抜く。フライパンに水を5mmほど入れてさつまいもを蒸し焼きにする(時々水が減ってないか確認してね)。
2.さつまいもが柔らかくなったら、一旦取り出し、フライパンに油(バターでも美味しい)を引いてキノコをさっと炒める。キノコがしんなりしてきたらさつまいもを戻して、★を加えて汁気がなくなるまで炒める。
3.白ごはんに混ぜたら完成。お好みで黒胡麻をぱらり。
サツマイモやキノコには食物繊維が含まれ、食物繊維は腸の働きを活性化させ、腸内バランスを整えてる腸活ご飯です!!
秋の食材を上手に取り入れて、体を温めてパワーを充電して秋を楽しみながら冬に向けての準備を少しずつしていきましょう!!
この記事を書いてくれた人:あらきゆうこ
オーガニック玄米cafe店主。ココロとカラダをはぐくむご飯をテーマに玄米とお味噌汁を中心としたご飯をレンタルキッチン、自宅マルシェなどで提供中。身内の病気がきっかけで家族の食生活を見直し、玄米生活がスタート。ほぼ365日玄米生活中。玄米炊こう会などリクエストにて開催中。