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[ココロとカラダを育むご飯への道]その②お腹を休める葛レシピ

葛には「カラダを温める」「胃腸を整える」「血液を浄化する」等の作用があるのをご存知ですか?
葛をお料理に混ぜて使えば、家族の体のメンテナンスも自然にできる可能性もあります。

葛ってどんな食材?

葛の正式名は「かんねんかずら」といい、マメ科植物です。
秋の七草のひとつでもあり、日本で昔から親しまれてきた和製ハーブです。
「かんねんかずら」の根を砕いてデンプン質を取り出して作ったものが”葛”です。

”くず湯”とか”葛根湯”で耳にする”葛”は、とろみ付けとして料理やお菓子に使われたりします。

葛粉はスーパーに置いてあることもありますが、ジャガイモやサツマイモを混合させたものが多く、葛粉100%でないこともあります。
裏面の原材料部分をきちんと確認して、ネット通販や健康食品のお店で購入をおすすめします。

葛をおすすめする理由

葛にはイソフラボンとサポニンが豊富に含まれており、身体にとって嬉しい効能があります。

イソフラボンは、マメ科の植物に含まれているポリフェノールの一種です。
イソフラボンには生活習慣やストレスによって増えすぎた活性酸素を抑え、生活習慣病の予防や改善に役立つといわれている成分です。

サポニンは植物の根、葉、茎などに広く含まれている配糖体の一種で、コレステロールを除去したり、脂質を溶かす働きがあります。

サポニンには血液中のコレステロールや脂質を運んで血流を改善する効果があると言われています。腸だけでなく肝機能を高める効果もあるとも言われています。
さらに、ウイルスなどからカラダを守る「ナチュラルキラー細胞」を活性化させ、免疫力を上げる力をサポートすると言われています。
免疫力を上げることにより、ウイルスや細菌感染への抵抗力を高めて、健康的な体作りにも役立ちます。

体をメンテナンスする葛レシピ

さて、食べ過ぎてしまった翌日にも効果のある”葛レシピ”をご紹介します。暴飲暴食は胃腸に負担をかけるだけでなく、免疫力の低下にもつながります。葛を使った食事で、しっかり体をメンテナンスしましょう。

【 基本の葛ねりで葛デトックス 】
材料
・本葛20g
・水200mL
※葛の分量は自由ですが、葛の摂取は1日の上限50gまでが良いとされています。

作り方
1 本葛を水につけておく。
2 溶けたら中火にかける。
3 練りながら加熱する。
4 透明になったらできあがり。お好みのトッピングでどうぞ!

トッピング
例)しょっぱい系→醤油、味噌、梅干し
  甘い系→メープルシロップ、甘酒
  醤油と甘酒混ぜるとみたらし団子風になります♪

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食べ過ぎた翌日の朝ごはんを葛ねりに変えて、昼夜もご飯とお味噌汁程度で過ごすと体が楽になります♪

【 風邪の時におすすめ葛りんご 】
材料 作りやすい分量(3人分)
・りんご  1個
・塩    少々(なくてもOK)
・水    80mL(リンゴジュースでもOK)
・本葛粉  大さじ1弱(分量外の水で溶かしておく)
・レモン汁 小さじ2(なくてもOK)

作り方
りんごを銀杏切りにして鍋に入れる。鍋に水と塩を加えてりんごが柔らかくなるまで煮る。
りんごが柔らかくなったら、水に溶かしていた葛とレモン汁を加えて透明になるまでヘラで混ぜながら加熱する。
※できたては熱々なので早めに作っておくことをおすすめします。

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※小さいお子様にはすりおろしりんごで作ってもOK。

りんごは”一日1個のりんごで医者いらず”と言われるほどの優秀食材。
疲労回復効果や免疫力向上効果があり、葛との組み合わせは最強です!
体調不良で食欲がないときでも食べやすいのでおすすめです。

【 罪悪感ゼロ?葛ジュレ 】
特に分量はないです。お好みの飲み物を火にかけ、沸騰したら水溶きした葛を入れて、透明になるまで混ぜるだけ。

オススメ葛ジュレ
★ルイボスティーとレモンの葛ジュレ
→ルイボスティーを葛ジュレにして、レモンをトッピング。甘さが欲しい時は、メープルシロップや蜂蜜とかける。

★ヨーグルト風甘酒レモンの葛ジュレ
→鍋に甘酒と豆乳、レモン、水溶き葛を入れてとろみが出るまで加熱する。

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食べ過ぎだけど甘いものが食べてい……って方に葛ジュレはおすすめです♡

葛を食卓に取り入れて、体のメンテナンスしていきましょう♪

この記事を書いてくれた人:あらきゆうこ
出張玄米食堂あらきっちん店主。ココロとカラダをはぐくむご飯をテーマに玄米とお味噌汁を中心としたご飯をレンタルキッチン、自宅マルシェなどで提供中。身内の病気がきっかけで家族の食生活を見直し、玄米生活がスタート。ほぼ365日玄米生活中。玄米炊こう会リクエストにて開催。

https://www.instagram.com/yu_co.ss/