玄米でカオマンガイ風ご飯を作ってみた
アジア料理レストランでもすっかりおなじみのタイ料理。
実は日本とタイには、お米文化という共通点があります。鶏のうま味をたっぷりと吸った人気の「カオマンガイ」も、玄米ならヘルシーに作れるかも?
今回は、タイ料理のカオマンガイを「金のいぶき」で作ってみました。
「金のいぶき」の詳細はこちら
米匠庵楽天市場店/金のいぶき 販売ページ
はじける食感! タイ米と玄米って似てる?
タイはお米を主食にしている国で、日本と同じくお米と魚が食生活の中心です。日本のお米はジャポニカ種と呼ばれ、粘りの強さとツヤが特長ですが、タイのお米はインディカ種という長細い形で、水分が少なくパラパラッとした食感。
もしかするとタイ米は、日本の玄米と共通点があるのかもしれません。
鶏のスープでお米を炊くカオマンガイは、白米の水加減を間違えるとご飯がベチャベチャになってしまうのが難点です。その点玄米なら米粒が潰れにくいので、食感をキープできそうです。
玄米は浸水や炊飯に時間がかかり炊くのが難しそうに思いますが、「金のいぶき」は吸水性の高い品種だから、特別な手間はありません。
鶏のだしをたっぷり含んでも粒が立ち、かつモチモチとした味わいも楽しめます。さらに玄米は、ビタミン、ミネラルや食物繊維を豊富に含んでいるので、必要な栄養素をバランスよく取れるというメリットもあります。
ワンポットで簡単&スピーディ! カオマンガイ風ご飯のレシピ
【 材料 】2人分
・鶏むね肉 1枚(約300g)
・塩こうじ 大さじ1杯
・玄米(金のいぶき) 2カップ
スープの材料
・水 2カップ
・鶏ガラスープの素 小さじ1杯
・ごま油 大さじ1/2杯
・長ネギの青い部分 1本分
・しょうが薄切り 2枚
タレ
・信州みそ 小さじ2杯
・水 小さじ2杯
・レモン汁 小さじ2杯
・しょうゆ 小さじ1杯
・砂糖 小さじ1杯
・しょうがすりおろし 小さじ1杯
・にんにくすりおろし 小さじ1/2杯
付け合わせ(好みで)
・パクチー
・ミニトマト
・きゅうり
【 作り方 】
1:玄米は研いで、60分程度吸水させる
2:鶏むね肉は全体に塩こうじをすりこみ、60分程度置く
3:調理鍋に1の玄米と2の鶏むね肉を入れて(スープの材料)を入れる
4:3を中火にかける。ふつふつとしたら弱火にし、フタをして15分加熱する
5:火を止めて、保温容器に入れて20分保温する
6:保温している間に(タレ)の材料を混ぜ合わせる
7:保温が終わったら鶏むね肉を取り出して、食べやすい大きさに切る
8:ご飯をさっくり混ぜる
9:ご飯、鶏むね肉、(付け合わせ)の野菜を盛り合わせて、タレを添える
おうちで作るタイ料理だから、材料も和風にアレンジ! お米は「金のいぶき」を使い、タイの液状味噌の「タオチオ」は、信州味噌で代用します。
タイは日本と同じく、野菜の種類が豊富。パクチー、きゅうりやトマトなど生の野菜をたっぷり添えましょう。そのまま食べれば滋味深いだしの味を堪能でき、濃厚なタレをつければコクとパンチのある味わいが楽しめます。
玄米ならタイ料理ももっとヘルシーに
本場のタイ料理ではジャスミンライスにタオチオを使いますが、玄米と甘い味噌を使うことで、私たち日本人にもおなじみの食欲をそそる味となります。玄米だから炊き上がった後も米粒が潰れず、プチプチ&モチモチとした食感も健在。今回はヘルシーさを追求するために鶏のむね肉を使いましたが、ジューシーな味わいを求めたい場合は鶏もも肉でどうぞ!
お鍋ひとつで主食も主菜も同時に作れる上に、ワンプレートで栄養バランスが整う点も魅力ですね。面倒な作業もなく片付けも楽々。忙しい日に、もってこいの時短レシピといえるでしょう。
今回は保温鍋で作りましたが、もちろん炊飯器でもできます。10分程度の下ごしらえをすませたら、あとは炊飯器に入れておまかせ! お鍋よりもっと簡単に作れますよ。
日本もタイもどちらもお米を主食とする国で、玄米とタイ米には意外な共通点もあるようです。日本の食材を使ったりタイの調味料を求めたり、様々な味覚の組み合わせで、好みの味わいを作り出すのも楽しいものです。今までエスニック料理はトライしたことがないという方も、おうちでカオマンガイ風ご飯を楽しんでみませんか?
この記事を書いてくれた人:井上リエ
プロフィール:東京都在住。図書館司書を経て、ライター活動中。食べること料理すること、玄米とワインを愛する食いしん坊。
趣味はヨガ、旅行、ハーブの栽培で、健康と美容への探求心も旺盛。