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[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑱夏野菜を味方にして夏バテ防止

梅雨も明けて、いよいよ夏本番です!
夏を思いっきり楽しむためには、夏バテ予防が大切です。

夏バテとは、夏に感じる
「身体がだるい」
「食欲が出ない」
「疲れやすい」

といった症状を呼びます。

夏バテの原因

夏バテの原因はいろいろですが、高温多湿により体温調節が難しくなり、睡眠不足や食欲減退による栄養不足で、自律神経が乱れやすくなることが原因の一つに挙げられます。
また発汗による脱水で体内の水分バランスが乱れ、体力の低下や倦怠感を引き起こすこともあります。

夏バテの予防と対策

◯ 水分補給
汗をかきやすい夏は、こまめな水分補給が大切です。ただ、「暑いから」と冷たい飲み物ばかり飲んでいると内臓の働きが低下して、夏バテの原因にもなります。

◯ 適度な休息
十分な睡眠を心がけ、疲労を溜め込まないようにしましょう。

◯ 適度な運動
適度な運動は、体力や代謝を向上させるために重要です。ただし、暑い時間帯や過度な運動は熱中症のリスクを高めることがあるため、適度な運動量と涼しい場所での運動を心掛けましょう。

◯ バランスのとれた食事
サッと食べやすい素麺やお蕎麦など、夏場は食べる物が偏りがちです。食事で摂取する栄養素が偏ってしまうのも夏バテの原因の一つです。
夏バテを予防するためにも、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素も積極的に摂りましょう。

「夏野菜」 は夏バテ防止の強い味方

夏野菜は、水分の多い野菜が多く、身体を冷やす効果もあります。またビタミン・ミネラルを含む野菜が多いので、暑い夏を乗り切るために、まさにもってこいなのです!

◯ トマト
トマトにはビタミンCやリコピンなど、体に必要な栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養素は免疫力を高めたり、細胞を保護する効果があります。また約90%が水分でできているので、水分補給にもぴったりです♪

◯ きゅうり
きゅうりにはビタミンCやカリウム、マグネシウムなどの栄養素が含まれています。ビタミンCは免疫力をサポートし、カリウムやマグネシウムは体内のバランスを整える効果があります。

◯ なす
なすの紫紺色はナスニンと呼ばれるポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用があります。夏野菜の中でも体を冷やす効果が強く、体のほてりをとってくれます。

◯ ゴーヤ
苦味成分のモモルデシンは肝機能を高め、血糖値の降下に効果があります。また胃液の分泌を促して食欲を増進させるので、夏バテ解消にもGOOD!

夏野菜の調理のコツ

◯ 皮はむかずにそのまま食べる
夏野菜の多くは皮の付近に栄養素が豊富に含まれています。きれいに洗って皮ごと食べるのがおすすめです。

◯ 油で調理する
夏野菜は油で調理をすると、カロテンなどの脂溶性ビタミンの吸収率が高まります。ソテーにしたり、揚げたりする食べ方がおすすめ。色味の鮮やかさも保ちやすくなるので、料理の彩りもきれいになります。

◯ 加熱は短時間に
夏野菜は加熱時間を短くすることで、ビタミンCなどの栄養素が壊れるのを防ぐことができます。揚げ焼きにすると、比較的短時間の加熱で済むのでおすすめです。

夏バテ解消レシピ「夏野菜たっぷりキーマカレー」

【 材料 】2〜3人分
・カレールー 2〜3個分
・ひき肉 150g
・玉ねぎ 半分
・トマト 半分
・茄子 1本
・パプリカ 1個
・油 大さじ1弱
・水 100㎖

【作り方】
(1)玉ねぎはみじん切り、他の野菜は2センチ角くらいに切る。

(2)フライパンに油を引いて玉ねぎを炒める。玉ねぎが透き通ってきたらひき肉を加えてさらに炒める。残りの野菜を加えてさっと炒めたら、水を加え、ふたをして中火で約5分煮込む。

(3)いったん火を止め、ルウを割り入れて溶かし、再び弱火で水分を飛ばしながら約10分煮込む。

ご飯に盛り付けて完成!

カレーにすることで、夏野菜に豊富なビタミンCなどの水溶性ビタミンを汁ごといただくことができ、栄養の損失が抑えられます!

夏バテ予防には毎日の生活習慣を整え、栄養バランスの整った食事が大切です!
夏野菜を上手に取って、夏を元気に乗り切りましょう。

この記事を書いてくれた人:あらきゆうこ
オーガニック玄米cafe店主。ココロとカラダをはぐくむご飯をテーマに玄米とお味噌汁を中心としたご飯をレンタルキッチン、自宅マルシェなどで提供中。身内の病気がきっかけで家族の食生活を見直し、玄米生活がスタート。ほぼ365日玄米生活中。玄米炊こう会などリクエストにて開催中。

https://www.instagram.com/yu_co.ss/

 

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