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ゆるキャラ「ぜんべい藩のおこめケン」は日々あるものの普及に励んでいる。

ぜんべい藩からやってきた、
礼儀正しいお侍さんのゆるキャラ おこめケン。

なんでも平成時代に突如として現れ、お米と交換できる「全国共通おこめ券」の普及に日夜励んでいるのだとか……。

そこで今回は、その「おこめケン」のお仕事にフューチャーして、「全国共通おこめ券」をご紹介します。

そもそも「おこめ券」ってどんなもの?

ちょっとしたお礼や感謝の気持ちを贈るときにおすすめなギフトカード。
「全国百貨店共通商品券」「図書カードNEXT」や「Amazonギフト券」など、様々な種類があります。

実はお米にも専用の商品券があり、
それがおこめ券です。

そして、ゆるキャラ「おこめケン」こそが、このおこめ券を全国に普及させることを使命として、日々頑張っているキャラクターなのです。

おこめ券とは、全国米穀販売事業共済協同組合(全米販)が発行している「全国共通おこめ券」(以後「おこめ券」)のことで、主にお米と交換ができる商品券です。
2018年には発行35周年を迎え、これまでの発行枚数は累計で5億枚に達しようとしています。ご飯は日本人の主食なだけに、おこめ券は様々なシーンで使われてきたのでしょう。

現在販売されているおこめ券は、1枚500円(非課税)の1種類で、有効期限もありません。
お米を買う時に利用できる券で、ご飯として普段からよく食べているうるち米はもちろん、もち米や玄米などお好みのお米といつでも引き換えることができます。

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買う時は500円なのに、引き換える時は440円!?

まず知っておきたいのは、おこめ券は1枚500円で購入しますが実際にお米と引き換える時の金額は440円分になるということです。
差額の60円は、流通経費や印刷代として購入者が負担するシステムとなっているからです。
何だか差額の分だけ損をした気持ちになってしまいそうですが、自宅用としてではなく贈答用の商品券として考えれば利便性が高いと言えるでしょう。

予算が決まっている場合、その金額ぴったりで相手に喜んでもらえるプレゼントを探すのは、意外と難しいものです。
その点おこめ券なら予算に見合った枚数を購入できて、贈られた人も自分の好きなお米を好きな時に選ぶことができます。毎日食べるお米を選ぶ自由を相手にさりげなくプレゼントするという、いわば新しいスタイルのギフトと呼べるのではないでしょうか。

次におこめ券をお米に引き換えるシーンを考えてみます。
おこめ券には1kgと表示されていますが、この1kgは目安表示で、実際には440円の商品券として使えます。
例えばおこめ券5枚を購入する時は2,500円を支払い、このおこめ券を使う時は2,200円分のお米と引き換えられるというわけです。

基本的にはお釣りをもらうことができないので、お米代金を下回る枚数と不足額の現金を合わせて支払います。
店舗によってはお釣りを取り扱っているところもあるようなので、使う際に確認してみてくださいね。

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おこめ券はどこで買えて、どこで使えるの?

さておこめケンの生態の一つに「お世話になった人などにお礼としておこめ券をさしだす」というものがあります。
もし、おこめケンからおこめ券をもらった場合、どこで使えるのでしょうか? おこめ券は、全国各地にあるお米屋さん、スーパーやデパートなどで販売しています。おこめ券を使う時も、お米を取り扱っているこれらの店舗で、お米と引き換えることができます。

コンビニエンスストアではおこめ券を買うことはできませんが、引き換えだけに限りファミリーマートで利用できます。
ファミリーマートの中でもおこめ券が使える店舗が限られているようなので、利用する前に問い合わせてみると良いかもしれません。

またお店によってはサービスの一環として、お米以外の商品でも使えるケースがあるようですよ。

おこめ券の発行元である全米販の公式サイトでも、実際に使える店舗の検索ができます。ぜひチェックしてみてくださいね。

■おこめ券 取扱店舗検索

おこめ券は日本人にとって最も身近な食材であるお米をギフトカードにしたものです。

贈られる人の暮らしに寄り添い、日常の食卓を豊かに彩ります。贈る人と贈られる人にとって、自由度が高く使いやすいおこめ券。今度贈り物をする時は、ぜひおこめケンを思い出してみて。
特別な日のお礼や感謝の気持ちを、おこめ券に託してみませんか?

この記事を書いてくれた人:井上リエ
プロフィール:東京都在住。図書館司書を経て、ライター活動中。食べること料理すること、玄米とワインを愛する食いしん坊。
趣味はヨガ、旅行、ハーブの栽培で、健康と美容への探求心も旺盛。