[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑯ネバネバ食材で夏支度
梅雨のジトジトは始まったばかりですが、それが過ぎ去ると本格的な夏がやってきますね!
”夏バテ”になるその前に、しっかりとカラダを整えておきたいところではないでしょうか。
梅雨から夏にかけてのおすすめは、ネバネバ食材!
オクラやモロヘイヤなど、夏が旬のネバネバ食材。
そのネバネバ成分が 『夏バテ』の予防や解消に役立つことをご存知ですか?
最近では健康や美容への効能で注目されるネバネバ食材ですが、さっそくその働きをみていきましょう!
ネバネバの働き
その① 消化を助ける
ネバネバの成分がタンパク質の消化吸収を助け、暑さで弱ったカラダの回復力を高めてくれます。
その② 腸を整える
ネバネバに含まれる「アルギン酸」は水溶性の食物繊維のひとつで、腸内の善玉菌の餌を増やして便秘を予防する働きがあります。
その③ 粘膜の保護
「ペクチン」は胃の粘膜を保護し腸内の善玉菌を増やしてくれるため、夏場に弱りがちな胃腸を整え、食欲を改善する効果が期待できます。
おすすめのネバネバ食材
★ 夏バテ予防に「オクラ」
夏バテの原因の1つがカリウム不足です。夏は大量の汗でカリウムが失われやすくなります。オクラにはカリウムが豊富に含まれているので、夏バテ防止効果が期待できます。
★ 夏の消化不良改善に「山芋」
山芋には「ジアスターゼ」が豊富に含まれています。
「ジアスターゼ」は消化酵素の一種で、消化を促す効果が期待できるので、夏場に弱りがちな胃腸に嬉しい食材です。
★ 紫外線対策には「モロヘイヤ」
モロヘイヤには「ペクチン」のほか「ベータカロテン」が含まれていおり、紫外線などで傷ついた細胞を回復する効果が期待できるので、紫外線対策にオススメの食材です。
そのほか夏は、清涼飲料水やアイスクリーム、ビールなどをよく摂る傾向があるので、血糖値や尿酸値が上がりやすい季節でもあります。
メカブやモズクなどの海藻類に含まれるネバネバは、「フコイダン」という成分が豊富で、体内で糖分の吸収を緩やかにし、血糖値の上昇を抑える働きがあるので、夏に積極的に摂りたい食材の一つです。
また忘れてはいけない、ネバネバ食材の代表とも言えるのが「納豆」です。
納豆には「ポリグルタミン酸」という成分が含まれており、血糖値の上昇を抑えたり、悪玉コレステロール値や中性脂肪値を下げたりする効果が期待できるそうです。
また納豆には新陳代謝や細胞の増殖機能を促進させ、基礎体力を強化して、体質改善や疲労回復を促す効果もあるそうです。
ビタミンB群も多く含まれていて美肌効果があると言われていますので、女性にも非常にオススメの食品です。
そして、納豆といえばお米!
お米のパワーと納豆のネバネバパワーで夏バテ予防ができちゃうのです!!
さらに最強の夏バテ予防飯が【ばくだん丼】です!
食欲が止まらない♡韓国風ばくだん丼レシピ
【 材料 】2人分
・ご飯 茶碗2杯分
・マグロ(刺身用切り落とし)150g
・納豆 1パック(ネギ・胡麻を加えて混ぜ混ぜ)
・オクラ 6本(板ずりして茹でて小口切りにする)
・たくあん 60g(刻んだもの)
・山芋 5センチくらい(角切り)
・塩 ひとつまみ
・わさび醤油(めんつゆ等でもOK) 適量
・韓国のり適量
・卵2個(温泉卵 or 卵黄)
【 マグロの味付け 】
・しょうゆ 大さじ1強
・ゴマ油 大さじ1強
・コチュジャン 大さじ1弱
【作り方】
(1)マグロ・【マグロの味付け】調味料をボウルなどに入れ、よく和える。具材は二等分にする。
(2)ご飯を丼によそって具材を均等に盛り付ける。お好みで韓国のり・わさび醤油(めんつゆなど)をかけたら完成です!
簡単で栄養満点のどんぶりはリピート必至の夏飯です!
夏のトラブルを予防するためにうってつけのネバネバ食材たち。
積極的に取り入れて夏を思いっきり楽しみましょう!
この記事を書いてくれた人:あらきゆうこ
オーガニック玄米cafe店主。ココロとカラダをはぐくむご飯をテーマに玄米とお味噌汁を中心としたご飯をレンタルキッチン、自宅マルシェなどで提供中。身内の病気がきっかけで家族の食生活を見直し、玄米生活がスタート。ほぼ365日玄米生活中。玄米炊こう会などリクエストにて開催中。
https://www.instagram.com/yu_co.ss/