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「捨てたらもったいない!お米のとぎ汁にはどんな活用法があるの?(美容編)」

毎日ごはんを炊く時にでる「とぎ汁」。前回は掃除を中心にした活用法をご紹介しましたが、今回はその豊富な栄養素を活かした美容についての活用法をご紹介します。

とぎ汁はビタミンが豊富で、ビタミンB1やビタミンB6、ビタミンEなどが含まれています。こうしたビタミンには、肌の新陳代謝を促す作用があり、老化を防いだり美白効果などが期待できます。また、セラミドという成分には肌の水分量を維持する働きがあり、他にも毒素排出を促進するフィチン酸、ボリフェノールの一種でメラニン色素の生成を抑え、シミ予防や紫外線吸収剤として利用されるフェルラ酸、血流促進効果のあるγオリザノール、保湿力に長けたライステロールエステルなど、とぎ汁には非常にたくさんの美容に役立つ成分が入っているんです!

こんな天然の美容液のようなとぎ汁、捨てるなんてもったいない! ぜひ今晩からとぎ汁を使ったお手軽スキンケアを試してみてくださいね。
お米を研ぐ際のお水に水道水ではなく、ミネラルウォーターを使用するとより肌に良い化粧品として楽しめると思います。
なお、とぎ汁はその栄養素の多さ故にやや刺激が強いので、ご使用前に必ずパッチテストを行ってください。

家族みんなで! とぎ汁で真っ白お風呂

お米のとぎ汁を入浴剤に

始めにご紹介するのが、お米のとぎ汁を入浴剤がわりにする使い方です。湯船にとぎ汁を入れることで、糠の油分による保湿効果に加えてワキや足の匂いが気になる方には脱臭の効果もあるんです。
我が家では時々、5〜6合分ほどのとぎ汁を湯船にいれています。これは、お風呂の大きさや家族の肌の弱さなど色々な条件があると思うので、始めは少量から各ご家庭に合わせて使ってみてください。

昔ながらの米のとぎ汁化粧水

米のとぎ汁を化粧水に使うって、なんだか聞いたことありませんか? 最近はお米の入ったパックなど流行っていますよね。お米の美容成分を使って、無料で美肌を目指しましょう!

化粧水にする方法は簡単!
米のとぎ汁を冷蔵庫で保管し、洗顔後やお風呂上がりなどにコットンに含ませたり手で馴染ませたりしてお肌につけるだけです。冷蔵庫で保管するおかげで、腐敗も防ぎひんや〜り気持ちいいですよ!
ただ、お米のとぎ汁はナマモノなので腐りやすいです。2、3日に1回は新しいとぎ汁に交換するようにしてくださいね。

こんな事まで!? とぎ汁でヘアケアも

とぎ汁は、お風呂中のヘアケアにも使えます。平安時代の女性たちの長い髪を洗うのにも使っていたとか。
シャンプー後の髪によく揉み込んで、最後に綺麗に水洗いします。保湿だけでなく、薄毛予防なども期待できるそうです。

他にも洗顔の際のお水として使ったり、コットンに浸してフェイスパックとして利用したりするなどの活用法があります。昔の女性たちが見出した天然で地球に優しい化粧品として、ぜひ試してみてくださいね。

この記事を書いてくれた人:横田 祥(よこた さち)
プロフィール:茨城県のお米農家の嫁。「おこめLABO」にて、田んぼの学校・米粉スイーツ販売・米粉のスイーツ&料理教室など開催。海外の方向け教室も実施。「農業は楽しい!」を日本中の子どもたちへ伝える絵本【AGRI BATON PROJECT】代表。


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