マガジンのカバー画像

食・暮らしの豆知識/レシピ

143
運営しているクリエイター

記事一覧

[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑯ネバネバ食材で夏支度

[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑯ネバネバ食材で夏支度

梅雨のジトジトは始まったばかりですが、それが過ぎ去ると本格的な夏がやってきますね!
”夏バテ”になるその前に、しっかりとカラダを整えておきたいところではないでしょうか。

梅雨から夏にかけてのおすすめは、ネバネバ食材!
オクラやモロヘイヤなど、夏が旬のネバネバ食材。
そのネバネバ成分が 『夏バテ』の予防や解消に役立つことをご存知ですか?

最近では健康や美容への効能で注目されるネバネバ食材ですが、

もっとみる
[土鍋で炊き込みごはん#6]夏野菜のチキンライス

[土鍋で炊き込みごはん#6]夏野菜のチキンライス

Discover LIFE読者のみなさま、こんにちは。
土鍋料理研究家の塚田綾です。

まだまだ朝晩の気温差がありますが、暑い日も増えてきて、半袖で外出することも多くなってきました。スーパーの野菜売り場では枝豆やとうもろこしなどいろいろな夏野菜がもう売られているので、ビールのあてにさっそく買ってきて、夏の味覚を先取りして楽しんでいます。

今回はピーマン・パプリカ・ズッキーニを主役に、「夏野菜のチ

もっとみる
「すしの歴史をたどる」②「鮓」「鮨」「寿司」「寿し」「すし」表記は違えど、どれも同じ”Sushi”!

「すしの歴史をたどる」②「鮓」「鮨」「寿司」「寿し」「すし」表記は違えど、どれも同じ”Sushi”!

みなさんは「すし」と聞いて、即座にどんな文字を思い浮かべますか?

現在「すし」には、「寿司」「寿し」「すし」「鮨」「鮓」とさまざまな表記があります。
「鮓」が思いつく方は、よほど「すし」に詳しい方かと思います。
しかし、これらはどれも同じ「すし」で”Sushi”も一緒です。

今回は日本国内における「すし」の文字の変遷について触れたいと思います。

「すし」は「酸し」日本に「すし」が伝来した頃、

もっとみる
[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑮食べ物のチカラで梅雨を乗り切る

[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑮食べ物のチカラで梅雨を乗り切る

梅雨の時期になると、カラダが”だるい”と感じる方いませんか?
ある調査では、6割近くが不調を感じていると報告されています(女性が7割近い!!)。

梅雨のだるさの原因は”低気圧”です。
大気が低気圧になると、身体は副交感神経が優位に働くようになります。副交感神経は、緊張をほぐして身体を休ませる神経なので、カラダがお休みモードになり「だるい」と感じてしまうそうです。
また中医学の五行説をカラダに応用

もっとみる
「すしの歴史をたどる」①すしのルーツ東南アジアにあり!

「すしの歴史をたどる」①すしのルーツ東南アジアにあり!

すき焼き(Sukiyaki)、焼き鳥(Yakitori)、天ぷら(Tempura)、そば(Soba)、うどん(Udon)、ラーメン(Ramen)、弁当(Bento)……
日本語のまま世界で通じる日本の料理はたくさんありますが、その筆頭といえばやはり「すし(Sushi)」です。

「すし」は現代の「にぎりずし」をはじめ、さまざまな形で郷土料理として根付いているため“日本発祥の伝統料理”とお思いの方も

もっとみる
[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑭こどもの日は何食べる?

[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑭こどもの日は何食べる?

5月5日はこどもの日。
この日はもともと五節句の端午の節句(たんごのせっく)にあたります。
※節句とは、「季節の節目となる日」のことを言います。

五節句の中で唯一祝日として残っているのが端午の節句!!
端午の節句は子供の健やかな成長を祈願する日です。五月人形を飾ったり、勝負事に強くなるように菖蒲湯に入ったりと縁起を担ぐ風習があり、行事食として柏餅やちまきを食べてお祝いします。

こどもの日のはじ

もっとみる
Discover LIFEが厳選! 作ってみたくなる米粉レシピ集 第二弾

Discover LIFEが厳選! 作ってみたくなる米粉レシピ集 第二弾

先日、「米粉のパンやスイーツが流行る理由とは」記事を公開しました。
読んでいただけましたでしょうか?

▼ 米粉のパンやスイーツが流行る理由とは

今回は、noteのみなさまが発信されたとっても美味しそうな米粉のパン・スイーツレシピを、Discover LIFE厳選 第二弾と銘打ち、まとめさせていただきました。

▼ 第一弾「Discover LIFEが厳選! 作ってみたくなる米粉レシピ集」

もっとみる
実は日本発祥!? 中華二大丼「天津飯」と「中華丼」

実は日本発祥!? 中華二大丼「天津飯」と「中華丼」

中国では、餡かけご飯全般を「燴飯(フイファン)」と呼び、東南アジアの華僑の間でもあんかけご飯は広く親しまれています。
一方、昔ながらの町中華を中心に、日本での中華の定番料理となっている「天津飯」と「中華丼」。
実はいずれも中国から伝わったものではなく、日本独自に発展した料理なのです。

この2品は一体どのように誕生したのでしょうか。
中華二大丼の歴史に迫ってみたいと思います。

「天津飯」と「カニ

もっとみる
早い、安い、だけでない。「牛丼」のうまさの秘密

早い、安い、だけでない。「牛丼」のうまさの秘密

“牛丼ひとすじ300年、早いの、うまいの、安いの〜♪”
このフレーズが記憶にある諸兄も多いはず。

80年代に一世を風靡した、漫画「キン肉マン」でお馴染みのこの歌。
テレビアニメで毎週のように流れてきたこのフレーズを口ずさめる方、多いのではないでしょうか。

実はこれ、𠮷野家のCM“牛丼ひとすじ80年〜♪“のパロディなのです。
それもそのはず、牛丼の誕生は明治初期。
あの𠮷野家でも300年の歴

もっとみる
[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑬春を迎えるぼた餅(みりんあんこでつくるぼた餅)

[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑬春を迎えるぼた餅(みりんあんこでつくるぼた餅)

ある年の春分の日、春分の日ってどんなものを食べるといいんだろう……と調べたことがありました。すると、

ぼた餅・お赤飯・お彼岸そば(うどん)・つくし・八朔

などが出てきました。
今回はその中から「ぼた餅」にスポットライトを当ててみたいと思います。

ぼた餅とは春分の日というより、春のお彼岸にはお供え物として「ぼた餅」を用意する習慣があります。

春は桜などの多くの花が咲き誇る季節であり、春に咲く

もっとみる
[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑫春野菜〜山菜で毒出し&疲労回復

[ココロとカラダをはぐくむご飯への道]その⑫春野菜〜山菜で毒出し&疲労回復

寒さが和らぐ春の始まり。
この時季になると、 “だるいな〜”と感じることはありませんか?

夏は暑さで汗をかくので、毒素を体から排出しやすいですが、冬は寒さで内臓まで冷えてしまい基礎代謝が低下してしまいます。そのため冬は毒素を溜め込みやすくなってしまいます。

春の「体のだるさ」は、肝臓がフル活動し始めた証拠です!

冬に溜まった老廃物などを解毒し、カラダに必要な栄養を運ぶためにがんばっているので

もっとみる
米粉のパンやスイーツが流行る理由とは

米粉のパンやスイーツが流行る理由とは

最近、米粉を使ったパンやスイーツが増えてきているようです。

そうなると小池精米店へ「米粉ってありますか?」という問い合わせが増えますが……残念ながら弊社では取り扱いはありません。

米屋が「お米」を売ろうとすると、どうしてもお米の最大のライバル「パン」に対する「お米の優位性」を語る必要が出てきます。そしてその優位性のうち最も説明しやすい内容が「お米は粒で摂取するのに対し、パンは粉で摂取する」なの

もっとみる
[土鍋で炊き込みごはん#4]炊き込みちらし寿司

[土鍋で炊き込みごはん#4]炊き込みちらし寿司

Discover LIFE読者のみなさま、こんにちは。
土鍋料理研究家の塚田綾です。

もうすぐ3月。
これからの時期は桃の節句や卒業式・入学式など、ご家庭でお祝いのごちそうを用意する機会が多いのではないでしょうか。
今回はそんなときに重宝する、土鍋で炊く酢飯のメニュー「ちらし寿司」のレシピをご紹介します。

米を炊くときに酢を入れてしまうので、“いつもと違う水加減で米を炊いて、炊けたら調合した酢

もっとみる
東西「親子丼」対決!

東西「親子丼」対決!

みんな大好き卵料理! の大定番である「親子丼」。
割下などで玉ねぎと一緒に鶏肉を煮て、溶き卵でとじ、ふたで蒸らしてふわっと仕上げ。丼ご飯にのっけて、三つ葉や刻み海苔をちらして出来上がり。

「親子丼」は鶏の肉と卵を使うことに由来し、家庭でできる簡単料理です。
昔から蕎麦屋の定番料理であり、近年は親子丼専門店も人気ですね。
レトルト品に、最近はフリーズドライまであり、身近すぎる存在の「親子丼」。その

もっとみる