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食・暮らしの豆知識/レシピ

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2023年7月の記事一覧

すり鉢いらずで本場の味! 宮崎県郷土料理「冷や汁」

すり鉢いらずで本場の味! 宮崎県郷土料理「冷や汁」

暑いというよりも熱いと言いたくなるような日が続く、現代日本の夏。
食欲もなくなりそうなときに、滋養たっぷりの「冷や汁(ひやしる)」はいかがでしょうか?
今回は焼いた魚と味噌の香ばしさや、さわやかな薬味の風味が楽しめる、宮崎県の郷土料理「冷や汁」をご紹介します。

暑い宮崎の「冷や汁」は天下一品九州の南東に位置する宮崎県。
ここでは、豊かな大地や澄んだ水など、自然の恩恵を最大に活かした農業や漁業が行

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[土鍋で炊き込みごはん#8]アジの干物と梅干しの炊き込みごはん

[土鍋で炊き込みごはん#8]アジの干物と梅干しの炊き込みごはん

Discover LIFE読者のみなさま、こんにちは。
土鍋料理研究家の塚田綾です。

毎日暑いですね〜!
食欲が湧かず、毎日の献立アイデアも浮かばず、苦しんでいる方もいるのではないでしょうか。私は苦しんでおります。笑
手の込んだ調理は極力避けて、切るだけ・乗せるだけ・焼くだけ・煮るだけ・チンするだけで美味しい……、そんな一品を追い求めています。

しかし今回ご紹介する「アジの干物と梅干しの炊き込

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連載「すしの歴史をたどる」④酢がもたらした江戸中期の「すし革命」

連載「すしの歴史をたどる」④酢がもたらした江戸中期の「すし革命」

室町時代、「すし」の源流となる「なれずし」は「生成(ナマナレ)」へ。これまで捨てていた米(飯)と発酵した魚を一緒に食べる、という進化を遂げました。
江戸時代に入って平和な時代が続くようになると、江戸庶民の間ではさまざまな食文化が発展しました。

この時代における「すし」の大きな進化は、酢を利用しはじめたことです。

「早ずし」の登場これまでの「すし」は、魚・塩・米(飯)を原料とし、漬け込んで乳酸発

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