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#お米

知る人ぞ知るお米#3 栃木県のお米

知る人ぞ知るお米#3 栃木県のお米

今回は「知る人ぞ知るお米」シリーズの第三弾、
ひとつの銘柄をご紹介するのではなく、「栃木県のお米」をご紹介します。

栃木県といえば、大消費地「東京」にほど近いお米の生産県です。
米屋から見ると、「関東のお米」にはある程度のヒエラルキーがあり、千葉・茨城・栃木が上位に位置づけられる生産地です。

もう少し各県の情勢を見てみましょう。

千葉県は房総半島の温かい気候を利用して、早場米の生産が盛んです

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知る人ぞ知るお米#2 三重県産「結びの神」

知る人ぞ知るお米#2 三重県産「結びの神」

今回は「知る人ぞ知るお米」シリーズの第二弾、
三重県産「結びの神」をご紹介します。

三重県産のお米……関東の人にとってはあまりなじみがないかもしれませんが、三重県と言えば伊賀地方のお米が有名です。
実は約400万年前には伊賀地方は琵琶湖だったのです。琵琶湖の湖底であったため今でも伊賀の土地は肥沃であり、収穫されるコシヒカリは「食味ランキング」で最高評価の「特A」を頻繁に獲得しています。
ただ、今

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知る人ぞ知るお米#1 岐阜県産「銀の朏」

知る人ぞ知るお米#1 岐阜県産「銀の朏」

今回から、五ツ星お米マイスター小池は
新シリーズ「知る人ぞ知るお米」
というお題で連載をスタートします!
みなさま、どうぞお楽しみに。
美味しいお米を探し求めている方、要チェックですよ〜!

ちなみに前回までは[どうしてそうなった!?]というお題で、おもしろい名前のお米を紹介していましたよ。
その連載記事はマガジン「クローズアップ」に格納されていますので、ご興味のある方はぜひのぞいてみてください。

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[どうしてそうなった!?]どまんなか

[どうしてそうなった!?]どまんなか

山形県の駅弁で「美味しい!」と評判のお弁当があります。
その名も「牛肉どまん中」。
この名称を聞いて、一般の人であれば「牛肉が真ん中に鎮座してボリューミーな弁当に違いない」と思い描くと思いますが、僕ら米業界人はこのように思います。

「懐かしい名前! まだ栽培している人はいるのかな?」
と。

そう、この弁当に使われているお米こそが、かつて山形県のオリジナル品種として「はえぬき」と同時に華々しくデ

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日本の米は、まだまだ可能性がある!

日本の米は、まだまだ可能性がある!

突然ですが……。
私、小池精米店・三代目、五ツ星お米マイスターの小池理雄が、7月17日に本を出版しました。
今回は、その本を少しご紹介いたします。
お米を食す方・作る方・販売する方、お米に携わるたくさんの方に読んでいただきたい一冊です。

タイトルは『なぜ、その米は売れるのか? 進化する原宿の米屋のマーケティング術』(家の光協会)です。

お米についての本は数あれど、その中身は品種の話であったり、

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