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米の危機、迫る現実

米の危機、迫る現実

「あと10年、いや5年もすればもうお米を作る人は減って、お米が欲しくても手に入らない時代が来ますよ」。

時々こういった話を聞きます。
ただ……こういった危機感をあおるような将来像は、農水省やメディアからはあまり発信されません。

それは「根拠」がないからです。
……それでもよく耳にします。
しかも生産現場から、です。
そういった意味ではある意味「非常に生生しい実態」だと言えるでしょう。

そう、

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「令和の米騒動」その背景と課題

「令和の米騒動」その背景と課題

「令和の米騒動」は徐々に落ち着き、スーパーの棚ではお米が潤沢に並ぶようになってきました。

その棚を見て安心した消費者は買いだめを止め、各地のお米屋さんに殺到することもなくなったのです。
一見、平穏を取り戻したかのようなお米の世界ですが……。

実は産地ではかなり熾烈な出来事が起きているのです。

新米の季節なのに高い原因とは……とここまで大げさに書かなくとも、スーパーに行けば実感できると思います

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令和の米騒動の正体

令和の米騒動の正体

昨今、お米不足で世間がかなり騒がしくなっています。

スーパーの棚からお米が徐々に少なくなり、困ったお店が対策として「お米は一人1袋まで」といった張り紙をするので、余計に消費者は焦って買いだめに走り……。
その結果、スーパーの棚からお米は消え、それを見てさらに焦った消費者が今度はお米屋さんに駆け込むようになり、全国のお米屋さんはパニック状態に……。

今起きているのは、こんな状況です。

「令和の

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お米の値段が上がった理由とは

お米の値段が上がった理由とは

「お米の値段が上がっている! 昨年の秋に比べると5割~8割ほど上がっている!! これは大変だ!!!」
……私もいくつかのメディアから取材を受けましたが、5月下旬から6月上旬にかけて大々的に報道されていましたので、皆さんも少しは耳にしたと思います。

お米の値段が上がるのは、
単純に「お米が足りない」からです。

お米は農産物ですから、数が足りなければ値段は上がります。
野菜や魚と同じなのです。

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江戸時代から献上米として名を馳せる「多古米」

江戸時代から献上米として名を馳せる「多古米」

今回ご紹介するのは「多古米」です。
……ぱっと見、どのような読み方をするのか分からないと思いますが、「たこまい」と読みます。
その読み方に「まさか」と思う反面、ネーミングのインパクトの強さは十分に「ブランド米」としての資質を感じさせます。

「多古米」は、品種はコシヒカリがメインで、千葉県の北総台地に位置する多古町で栽培・販売されているブランド米です。千葉県といっても東京寄りの地域とは違い、比較的

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私たちの知らないお米の世界~稲作伝来からごはんを食べるまで~

私たちの知らないお米の世界~稲作伝来からごはんを食べるまで~

古くから日本で親しまれているお米ですが……、

イネは本来、日本列島には自生していない熱帯性植物です。

それがどうやって日本に伝わり、現代まで作られてきたのか、意外にも知られていないかもしれません。
今回はそんな、私たちの知らないお米の世界へ!

イネはどこで生まれた?イネは今から1万年くらい前に、中国南部~ラオス、タイ周辺に広がる山岳地帯で生まれたとされています。

ここを起点として、北の方に

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地に足のついたブランド米。長野県の「五郎兵衛米」

地に足のついたブランド米。長野県の「五郎兵衛米」

「地に足のついたブランド米」……今回は長野県の「五郎兵衛米」について紹介します。

長野県は比較的標高が高く、気候は極端に暑くなることもなく、かつ山々から流れ出る清らかな水も相まって、各地で美味しいお米が収穫されています。

その中でも高級ブランド米として知られているのが「五郎兵衛米」です。

長野県佐久市の旧浅科村地区の、限られた地域「五郎兵衛新田」で栽培されているお米を指しますが、その栽培地域

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コシヒカリのブランド米。群馬県川場村「雪ほたか」

コシヒカリのブランド米。群馬県川場村「雪ほたか」

皆さんも聞いたことがある
「ブランド米」という呼び方。

実はこの「ブランド」となっている名称は、お米の品種名そのものの場合もあれば、品種名とは別のネーミングの場合もあります。
前者については「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」「あきたまち」といった誰もが知っているような有名な名前のお米が挙げられます。

また道府県レベルの自治体が開発及びPRに力を入れているオリジナル品種……例えば「ゆめぴりか」(北海

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知る人ぞ知るお米#3 栃木県のお米

知る人ぞ知るお米#3 栃木県のお米

今回は「知る人ぞ知るお米」シリーズの第三弾、
ひとつの銘柄をご紹介するのではなく、「栃木県のお米」をご紹介します。

栃木県といえば、大消費地「東京」にほど近いお米の生産県です。
米屋から見ると、「関東のお米」にはある程度のヒエラルキーがあり、千葉・茨城・栃木が上位に位置づけられる生産地です。

もう少し各県の情勢を見てみましょう。

千葉県は房総半島の温かい気候を利用して、早場米の生産が盛んです

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知る人ぞ知るお米#2 三重県産「結びの神」

知る人ぞ知るお米#2 三重県産「結びの神」

今回は「知る人ぞ知るお米」シリーズの第二弾、
三重県産「結びの神」をご紹介します。

三重県産のお米……関東の人にとってはあまりなじみがないかもしれませんが、三重県と言えば伊賀地方のお米が有名です。
実は約400万年前には伊賀地方は琵琶湖だったのです。琵琶湖の湖底であったため今でも伊賀の土地は肥沃であり、収穫されるコシヒカリは「食味ランキング」で最高評価の「特A」を頻繁に獲得しています。
ただ、今

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知る人ぞ知るお米#1 岐阜県産「銀の朏」

知る人ぞ知るお米#1 岐阜県産「銀の朏」

今回から、五ツ星お米マイスター小池は
新シリーズ「知る人ぞ知るお米」
というお題で連載をスタートします!
みなさま、どうぞお楽しみに。
美味しいお米を探し求めている方、要チェックですよ〜!

ちなみに前回までは[どうしてそうなった!?]というお題で、おもしろい名前のお米を紹介していましたよ。
その連載記事はマガジン「クローズアップ」に格納されていますので、ご興味のある方はぜひのぞいてみてください。

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[どうしてそうなった!?]どまんなか

[どうしてそうなった!?]どまんなか

山形県の駅弁で「美味しい!」と評判のお弁当があります。
その名も「牛肉どまん中」。
この名称を聞いて、一般の人であれば「牛肉が真ん中に鎮座してボリューミーな弁当に違いない」と思い描くと思いますが、僕ら米業界人はこのように思います。

「懐かしい名前! まだ栽培している人はいるのかな?」
と。

そう、この弁当に使われているお米こそが、かつて山形県のオリジナル品種として「はえぬき」と同時に華々しくデ

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日本の米は、まだまだ可能性がある!

日本の米は、まだまだ可能性がある!

突然ですが……。
私、小池精米店・三代目、五ツ星お米マイスターの小池理雄が、7月17日に本を出版しました。
今回は、その本を少しご紹介いたします。
お米を食す方・作る方・販売する方、お米に携わるたくさんの方に読んでいただきたい一冊です。

タイトルは『なぜ、その米は売れるのか? 進化する原宿の米屋のマーケティング術』(家の光協会)です。

お米についての本は数あれど、その中身は品種の話であったり、

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ブランド米とはなんぞや

ブランド米とはなんぞや

「ブランド米」。
よく聞く言葉だと思いますが、実はその定義はあいまいです。少なくとも何か法律でその定義が決まっているわけではありません。

最近、都道府県レベルの地方自治体から多くの新品種がリリースされています。その中でも私がはっきりと「ブランド米」と言えるのは、「つや姫」と「ゆめぴりか」です。
私は消費者向けにイベントを行うことが度々ありますが、その際に「知っているお米はどれ?」といった簡単なア

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