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「天丼」といえば、今も昔も庶民の味。 カラッと揚げた天ぷらをごはんにのせて甘塩っぱいタレをかける、正式名称は“天ぷらどんぶり“で、「天丼」はその略称です。 ちなみに「天重」と「天丼」は、器が重箱か丼か、という違いです。 天ぷらはこのところ特に値上げの大きい油と小麦粉を使うため少々厳しい状況にありますが、最近まで大手チェーンではワンコインで堪能できた、今も昔も変わらぬ庶民の食。 今回は「天丼の歴史」に迫りたいと思います。 そもそも「天ぷら(てんぷら)」の起源は現在多くの
本州の最も西に位置する山口県。 アジア大陸に近いため、早くから稲作が伝わったとされています。 しかし大きな平野や盆地が少ないため、山の斜面に階段状に作った棚田を利用して米作りが行われてきました。 そこで生まれた、米を節約するための料理とは? 朝からコトコト……お米から炊いたおかゆは格別三方が海に囲まれた山口県は漁業が盛んで、特に下関といえば日本随一のふぐの聖地と呼ばれるほど。 さらに温暖な気候をいかして、みかん栽培も行われてきました。 しかし米作りの方は田畑が少ないため
最近は白米ではなく、玄米や分搗き米でお米を食べる人が増えています。 以前と比べて健康志向の方が増えてきた証です。 ただ、玄米や分搗き米は栄養が豊富ですが、一方で「食べにくい」「香りが気になる」といった声もあり、白米を食べ慣れた人にとってはややハードルが高い食べ方ではあるようです。 そういった人には白米の風味を楽しみつつ、白米だけで不足している栄養素を摂取するとことができる「雑穀をブレンドする」とい食べ方がお勧めです。ただ、この食べ方は実は新しい食べ方ではありません。 そ
2000年以上の歴史を持つ日本の稲作。 春に豊作を祈って田植えをして、秋には収穫に感謝しながら営みを続けてきました。そして節目ごとに、歌や踊りを神様へ奉納しながら豊作祈願をしていたといいます。 一方国技といわれ、その起源をたどると神話の時代までさかのぼる大相撲も、実は稲作と深い関係があったのだとか……。 相撲もお祭りもみ~んな米作りから生まれた相撲は、人間の闘争心から生まれた伝統あるスポーツです。 そのはじまりは、古事記や日本書紀の中にある力くらべの神話や伝説を起源として
冬の代表的なお野菜といえば 白菜 ほうれん草 れんこん 大根 ごぼう などがありますが、今回は“大根丸ごと楽しむ”をテーマに書きていきたいと思います。 旬野菜を食べるメリットハウス栽培などの栽培技術が発達した今の日本では、年中いつでも食べられる食材が増えてきましたが、お野菜は旬の時期に食べるのが一番。 その理由としては 「栄養価が高い」 「季節にあった効能がある」ことが大きいです。 春野菜には毒出しの効果があったり、夏野菜にはカラダの熱を取り除く効果があったり、秋野菜に
Discover LIFE読者のみなさま、こんにちは。 土鍋料理研究家の塚田綾です。 土鍋といえば冬の卓上鍋料理を思い浮かべますが、炊飯も土鍋の大得意分野です。土鍋は蓄熱力が高く、火から下ろした後も食材の旨みを引き出す温度帯を長時間保つことができるので、お米も美味しく炊き上げてくれます。 今回は根菜とじゃこの炊き込みごはんをご紹介します。 寒くなってくると、旨みが強い根菜が旬を迎えて、たくさん食べたくなりますよね。 鰹だしを使わなくても、野菜のだしが味を支えてくれるので、