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Discover LIFE読者のみなさま、こんにちは。 土鍋料理研究家の塚田綾です。 あと数日で今年も終わり、新しい一年の始まりですね。 年末年始といえば、楽しみはごちそう。 大晦日の鍋と年越しそば、青のりと桜えびが入ったお雑煮、好きなものだけ詰め込んだおせち料理などなど、我が家にもささやかながら心弾む年末年始の献立があります。 ところでみなさん、七草粥は食べますか? 私は七草粥までが、正月〜年始のお楽しみです。 でも昔、子どもが小さかった頃、子どもにとって七草粥はぜん
なんだか物騒なタイトルですが……、 今回ご紹介するのは長野県に伝わる郷土料理です。 長野県ではさらに「てうち」も得意なのだとか……。 「は、は、はんごろし!? 逃げろ~!」早速ですが、昔話をひとつ。 山の中で道に迷った旅人が、見知らぬ民家に泊めてもらうことになりました。すると夜中に隣りの部屋からヒソヒソと話し声がします。 「明日は『はんごろし』にするかい?」 「いや『みなごろし』だなぁ」 「よし『てうち』もしようか」 それを聞いた旅人は「ひぇ~!」と一目散に逃げ出しま
米粉とは、お米(うるち米やもち米)を細かく砕いて粉末状にしたものです。米粉が注目を集め始めたのはわりと最近ですが、和菓子の材料として上新粉・餅粉・白玉粉などと呼ばれ、団子や餅、饅頭などさまざまな食品の原材料に古くから使われていました。 近年では米を微細に製粉する技術が上がり、小麦粉と同じくらい使いやすくなったことから、これまで小麦粉を原料として作られていたパンや麺類、洋菓子など、さらに幅広い用途で使われるようになっています。 米粉の種類◎上新粉 うるち米を原料としている
いよいよ乾燥の季節が始まりますね。 乾燥することで肺がダメージを受けやすく、呼吸器系トラブルが起こりやすくなったり、肌もカサカサ乾燥してきたり……。 そんなカラダの不調には、内側から潤いを与えてくれる食材を積極的に取り入れるよう意識してみましょう。 肺を潤す食べ物「肺」のトラブルが気になるこの時期には、「肺」をうるおす旬の食べ物がたくさんあります。 野菜ではれんこん、さつまいも、やまいも、ゆり根、果物では梨や柿、その他ではこんにゃく・豆腐・白キクラゲなどがおすすめです!
”おうはん”、”かやく”に”えそ”……? 何だか耳慣れない言葉が並んでいるのが、今回ご紹介する大分県の郷土料理。文化庁が認定している「全国各地の100年フード」にも選ばれています。 はたして、そのお味は? 味や見た目を引き立てる 彩り豊かな黄色いご飯黄飯(おうはん)のはじまりは、戦国時代に遡るようです。 大分県臼杵藩では、質素倹約を行っていたため、お祝いのお赤飯の代わりに黄飯を作ったとされています。当時は貴重な食材だった小豆の代わりに、くちなしの実を砕いた汁でお米に着色し
Discover LIFE読者のみなさま、こんにちは。 土鍋料理研究家の塚田綾です。 1年は早いもので、もう12月ですね。 クリスマスも近いので、今回はクリスマスのごちそうに作りたくなるような炊き込みごはんはないかなぁ、と考えてみました。 クリスマスといえば、やはりチキン! でも、ごはんにメインの鶏肉が混ざりこんでいてはあまりにごちそうとして弱いというか、チキンのメイン感が目減りする気がするので、ごはんとメインのチキンは別々の料理として仕上げるが、どちらも土鍋ひとつで(