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「おむすびころりん、すっとんとん」 「ころりんころりん、すっとんとん♪」 思わず口ずさんでしまうこのフレーズは、日本の昔話「おむすびころりん」から。昔話にはお米がテーマになっているものも結構ありますね。 今回は3つのお話をご紹介します。 ねずみにあげたおむすびのお礼は……? 「おむすびころりん」ざっくりあらすじ: 正直なおじいさんが山でうっかり落としたおむすびが、ねずみの穴の中へ。おじいさんはねずみ達に歓待され、おむすびのお礼にと金銀財宝のお土産をもらって帰ります。をれを
「あと10年、いや5年もすればもうお米を作る人は減って、お米が欲しくても手に入らない時代が来ますよ」。 時々こういった話を聞きます。 ただ……こういった危機感をあおるような将来像は、農水省やメディアからはあまり発信されません。 それは「根拠」がないからです。 ……それでもよく耳にします。 しかも生産現場から、です。 そういった意味ではある意味「非常に生生しい実態」だと言えるでしょう。 そう、それくらい産地では高齢化が進展し、農業を辞める人が多いのです。 高齢化が進む農
おにぎりは、長い歴史を持つ日本の伝統的な食べ物です。 日本では、古くから米を握って持ち運びやすくしたおにぎりが親しまれてきました。その起源は弥生時代までさかのぼるともいわれ、平安時代にはすでに貴族や武士たちが弁当として持参していた記録があります。特に戦国時代、兵士たちが戦場で食べる携帯食として重要な役割を果たしていました。 当時は保存食の一つとして塩や梅干しが具に使われ、栄養を補給しつつ腐敗を防ぐ工夫がされていたと言われています。 江戸時代に入ると、おにぎりは庶民の間でも
Discover LIFE読者のみなさま、こんにちは。 土鍋料理研究家の塚田綾です。 実はこの1ヶ月、玄米炊飯に挑戦していました。前回炊いてみたロウカット玄米ではなく、ガチ玄米です。 玄米は手強いですね。 土鍋で炊いても、固めの独特の食感が白米のようにモチモチしたりすることはありません。 でも、それが玄米ですよね! 滋味深くて、美味しい。 玄米が大好きになりました。笑 玄米は加熱時間が長く、蒸らし時間も長くかかります。その特性をうまく利用できないか? と思い、いろんな
今回は、米が使われている漢字のクイズから始めたいと思います。 まずは 「爆米」という漢字です。 さて、なんて読むのでしょうか? 「ばくまい」ではありませんよ! 「米」という漢字の由来は、な~んだ?答え: 「爆米」の読み方は「はぜ」でした。 「はぜ」とは、もち米を煎ってふくらませたお菓子のこと。いわゆるポン菓子と呼ばれるもので、ひな祭りのお菓子にも使われているそうです。ずっと日本語を使っていても、読めない漢字って結構あるものですね。 まずは漢字クイズのプロローグとし
「令和の米騒動」は徐々に落ち着き、スーパーの棚ではお米が潤沢に並ぶようになってきました。 その棚を見て安心した消費者は買いだめを止め、各地のお米屋さんに殺到することもなくなったのです。 一見、平穏を取り戻したかのようなお米の世界ですが……。 実は産地ではかなり熾烈な出来事が起きているのです。 新米の季節なのに高い原因とは……とここまで大げさに書かなくとも、スーパーに行けば実感できると思います。 その値段の高さに……。 「令和の米騒動」のさなか、やっと出てきた新米を見て